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(,,゚Д゚)ギコと从 ゚∀从ハインと学園都市のようです

1 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 20:59:50.41 ID:rZvjqMgw0


今更なんだけど、このやる気のないタイトルはどーなんだろーなー。


そんな感じで第二十一話。
・・・の前に、前回の修正分を投下しますよー。

まとめて下さっているのはオムライス様です
http://vipmain.sakura.ne.jp/559-top.html

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:00:54.40 ID:Jif5/LMeO
すかさず支援

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:01:18.56 ID:Br2lZ2+JO
よろしい、ならば支援だ

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:01:37.42 ID:nqDfz3xo0
いいだろう、支援だ!

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:01:45.45 ID:btLJjaIkO
なんだと支援

6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:02:31.61 ID:Xfu/gmxZO
ktkr支援

7 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:02:48.51 ID:rZvjqMgw0
あ、修正分は二十話の>>80からです

8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:03:10.41 ID:YkX6gFaOO
支援

9 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:04:33.52 ID:rZvjqMgw0
从;゚ -从「…………」

(;゚Д゚)「……!」

本国からのスパイ。
それは、生徒達へ送られたメールの内容と一致している。
ギコは反射的に顔を上げた。

(;゚Д゚)「ちょ、ちょっと待て。
     じゃあ、あのメールの内容の方が正しいっていうのか!?」

川 ゚ -゚)「そういうことになるな。
     そして、そのメールを送って都市を混乱させたのが、この男だ」

( `ハ´)「…………」

(;゚Д゚)「そんな……」

川 ゚ -゚)「そして『本当の情報』をメールに乗せて配信したのは――」

( `ハ´)「――本当だろうと嘘だろうと、
     学園都市をしばらくの間混乱させることが出来れば、それで良かったアル。
     邪魔が入らねば、そのままハインリッヒを捕らえて去り、
     この都市には一人の行方不明者が出るのみに留まるアル」

だが、その企みは生徒達によって狂わされた。
男の予想を上回る行動で、こうしてハインの捕縛を邪魔されている。
特に、クーが事情を知っていたのは予想外とだったことだろう。

10 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:06:16.15 ID:rZvjqMgw0
男は内心で深い息を吐いた。
落胆や憤りではなく、微かな驚きによるものだ。

特に問題なくハインを捕縛出来ると考えていた彼に対し、
実はその反対――つまり今の状況を予測していた者がいたからだ。

( `ハ´)(流石、と言うよりあるまいカ。
     随分と長い付き合いだが、『彼女』はまだまだワタシを驚かしてくれるアル。
     となれば――)

(;゚Д゚)「だとすると、コイツらの方が正しい……?」

川 ゚ -゚)「おそらく、な。
     だが、そこから先は私にも判断が出来ない。
     ハインリッヒが調べようとしている地下に何があるのかが解らねば、な」

男が何を思ってハインを止めようとしているのか。
学園都市の地下に何が眠っているのか。
その答えによってはこの男が敵にもなるし、味方にもなるだろう。

それは彼女、ハインにも同じことが言える。

川 ゚ -゚)「ハインリッヒ、一つ確認しておきたい」

从;゚ -从「…………」

川 ゚ -゚)「君の負う任務の内容は『学園地下の秘密を探る』だが、
     君自身は、その地下の概要を知らないんだな?」

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:07:26.30 ID:C42qw2DoO
支援!

12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:07:49.55 ID:audY+rtSO
初リアルタイム遭遇支援!

13 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:08:01.96 ID:rZvjqMgw0
クーの視線に、ハインは恐る恐る、といった様子で頷いた。

从;゚ -从「あ、あぁ……俺は何も知らねぇし、軍部も知らねぇ。
      だからこそ、それを探るために俺が派遣されたんだ」

言ったハインは、何故か窺うような目をしていた。
その動作が再びギコに疑問を投げかけることになる。

(;゚Д゚)(何だ……? どうしてそんなに申し訳なさそうにするんだ?
     ハイン、お前は一体何を思って……?)

川 ゚ -゚)「そこに一つ疑問がある。
     この学園都市を作ったのが本国であることなど誰でも知っていること。
     では何故、その本国の軍部が学園都市の地下の秘密を探るのか?」

( `ハ´)「…………」

男は答えない。
だから、というようにクーが続ける。

川 ゚ -゚)「軍部ですら知らない何かが、この都市の地下に存在するのか?
     そもそも、この学園都市には不可解な謎がいくつかあるのだ」

14 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:10:15.30 ID:rZvjqMgw0
それは、

川 ゚ -゚)「ここより北東に『プラス』と呼ばれる街があり、南西には『マイナス』と呼ばれる街がある。
     この二つの街は古くより深い交流を行なっていた。
     互いの街の間にあるのは一つの低山のみで、故に行き来も容易く、
     この二つの街は助け合いながら存在してきた。
     だが――」

一息。
小さく息を吸い、そして地面を指差した。

川 ゚ -゚)「――今より四十数年前、
     二つの街の間にあった低山を基部として、学園都市が作られた。
     わざわざ『プラス』と『マイナス』の主交流路を潰してまで、だ」

(,,゚Д゚)「!」

その話に聞き覚えがあった。
春期の始め、トソンがギコにぼやいていた内容。
それは、

川 ゚ -゚)「――まるで、そこに作らなければならない理由があったかのように」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:11:34.70 ID:MNoFgA5U0
よっほー 支援

16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:11:44.61 ID:fQrpcVMLO
しえん

17 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:12:13.82 ID:rZvjqMgw0
( `ハ´)「…………」

川 ゚ -゚)「記録によれば、そこにあったのは名もない低山だ。
     そして、その低山を基部として作られたのが学園都市VIPなら、
     地下とはつまり、元々は低山の内部のことを意味する。
     故に私はこう予測した」

男を睨み、

川 ゚ -゚)「その低山の中に『何か』があり、
     それを理由として学園都市が作られたのではないか、と」

放たれた言葉に、返事を寄越す者はいなかった。
ギコもハインも、そして言葉を向けられた男も黙っている。
風が葉を揺らす音が響き、しかし、

( `ハ´)「――成程、成程ナ」

と、男が深く頷いた。
肯定とも否定とも言えない曖昧な反応だ。

クーの推測を聞き、その内容を楽しんでいるようにも見える。

18 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:13:41.43 ID:rZvjqMgw0
不気味とも言える反応に対し、クーは眉一つ動かさず、

川 ゚ -゚)「私は知りたい。 自分の足下に何があるのかを。
     この都市を守っていくためにも」

( `ハ´)「そのために少女を保護し、そして都市を脅威に晒すカ?」

川 ゚ -゚)「……やはり貴様は知っているのだな。
     この都市の地下に何があるのか」

知っているからこそ阻止しようとする。
誰かに知られてしまった時、何が起きるのかを理解しているから。

川 ゚ -゚)「よほど大切な『何か』らしいな。
     貴様のような大物が出張ってきているのが良い証拠だ」

(;゚Д゚)「お、大物? 会長はアイツが誰か知ってるんすか?」

川 ゚ -゚)「あの顔に見覚えはないか?
     ……とはいえ、最後に表へ出ていたのは十年以上も前だが」

言い、クーは携帯端末を取り出した。
片手で軽快に操り、一つのウインドウを展開する。
離れた者にも見えるよう拡大表示されたのは、古いニュース記事の一部。


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:15:17.67 ID:Fj1ntdjDO
きたー支援

20 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:15:21.68 ID:rZvjqMgw0
そこに、影の男に似た顔があった。
皺などは今に比べて少なく若い印象を与えるが、写っているのは確かにあの男だ。
そしてギコは、彼が着ている服や周囲の光景を見て、

(;゚Д゚)「え……!?」

从;゚ -从「!!」

川 ゚ -゚)「本国である『チャンネル・チャンネル』の軍部、その陸軍に所属する幹部の一人。
     それが目の前にいる影使いの男の正体、リトガー=シナーだ」

( `ハ´)「…………」

川 ゚ -゚)「もっとも、この記事を最後として表に姿を見せなくなったがな。
     死亡説も流れたが、まさかこんな誘拐紛いのことをやっていたとは」

クーの皮肉に、一つの反応があった。

離れて立つシナー。
ふ、と息を漏らして肩を揺らし始めた。
笑いという動作に、クーが眉をひそめる。

川 ゚ -゚)「何がおかしい」

( `ハ´)「……いや、確かにそうだと思っただけアル。
     陸軍時代のことを思い出すことで、今の自分の惨めさが笑えてきた。
     敵味方から恐れられた過去に対し、今では学生に気味悪がられるとは、ナ」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:15:29.74 ID:/mwAeM1f0
修正?
支援

22 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:16:57.39 ID:rZvjqMgw0
だが、と続け、

( `ハ´)「それでもワタシは満足アルよ。
     ここにはない事実を知る『彼女』に振り回され、
     そして、常に新鮮な状況に身を置ける現状が」

川 ゚ -゚)「その『彼女』とやらが現状に大きく関与しているようだな。
     正体は――」

( `ハ´)「――誰だと思うカ?」

川 ゚ -゚)「…………」

シナーの挑戦的とも言える問い。
微かな違和感を覚えつつも、クーは浅く腕を組んで思考する。

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:17:28.83 ID:Fj1ntdjDO
支援

24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:17:54.55 ID:pAflc2Ad0
支援す

25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:18:28.90 ID:BF1uqCQaO
釣りじゃない…だと…
支援

26 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:18:30.07 ID:rZvjqMgw0
今まで出揃っている情報を交えつつ、そして出てくる答えとは、

川 ゚ -゚)「貴様は、学園の地下に何があるのかを知っているのだったな」

だとすると、

川 ゚ -゚)「話は簡単だ。
     それを封じるか隠すためかは解らないが、
     少なくとも学園都市の設立に関わっていなければ、前提として地下のことなど知る由もない。
     そして……貴様ほどの男が関わっている以上、地下の秘密とはよほど重要だというのが解る」

ならば、

川 ゚ -゚)「それほどの情報を知る人物は限られるだろう。
     そして、ハインリッヒの正体から見れば更に範囲を狭めることが出来る」

从;゚∀从「え……?」

川 ゚ -゚)「君は本国軍部からの任務を負っていたな?
     つまり、軍部自体は都市の地下に何があるのかを知らない、ということだ」

(;゚Д゚)「? で、でもそれっておかしくないっすか?
    このオッサンは陸軍幹部で……あれ? どうなってるんだ?」

川 ゚ -゚)「それはシナー自身から聞くのが早いだろう。」
     そして更にその人物が、リトガー=シナーという人材を下に置くほどの権限を持っているとなれば、
     もはや答えは目の前にしかない」

27 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:20:06.37 ID:rZvjqMgw0
一息。
組んだ腕を解き、右手を上げ、五指を広げた状態でシナーへ向け、

川 ゚ -゚)「本国軍部、その開発部に所属する科学者……通称『プロフェッサーK』。
     学園都市という構想を現実にした、いわばこの都市の生みの親。
     貴様の呼ぶ『彼女』の正体だ」

( `ハ´)「…………」

(;゚Д゚)「え? え? つまり……どゆこと?」

川 ゚ -゚)「逆から考えればいい。
     『プロフェッサーK』は地下の秘密を知りながら、その上に学園都市を作った。
     まるで封印でもするように、な。
     そして、最近になって地下の情報を得た軍部が、正体を探るために動き始めた」

言葉を区切り、クーはハインへ視線を向ける。
その動きで、ギコは思考の欠片が一つの形になるのを自覚した。

(;゚Д゚)「その軍部から送られてきたのがハイン……。
    んで、秘密が洩れるのを防ごうとしてるのが、そのオッサンってわけか。
    でも二人とも同じ本国所属っすよね?」

川 ゚ -゚)「シナーの方が本国の意を無視して動いているのだろう。
     だが『プロフェッサーK』と同じく開発部に所属しているとは考えにくいな。
     おそらくは――」

28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:20:32.01 ID:fQrpcVMLO
しえしえ

29 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:21:48.46 ID:rZvjqMgw0
推論に続く声が来る。
それは、今までクーの言葉を黙って聞いていたシナーだ。

( `ハ´)「――『D・I機関』。
     それが、今のワタシが属している組織アル」

川 ゚ -゚)「む……? そんなことを喋っても良いのか?」

( `ハ´)「もはや誤魔化しなど利かぬ状況。
     我が主の予測は正しかった、ということアルか」

(;゚Д゚)「へ?」

( `ハ´)「良いだろう。
     学園生徒会長の言い分は理解したアル。
     ワタシとて、無駄な戦闘や問題を起こしたくはない」

右腕を勢い良く振るう。
いつの間にか携帯端末が握られていた。
ギコ達の持つOZシリーズとは違う、シンプルなタイプだ。

30 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:23:18.25 ID:rZvjqMgw0
( `ハ´)「ならば、控えていたもう一つの選択を実行するアル。
     『これから知ることを絶対に口外しない』。
     それを守れるのであれば、一部の者にだけ真実を見せるアル」

川 ゚ -゚)「……随分と条件が軽いな」

( `ハ´)「どうせアレを見れば口も閉ざすことになるアル。
     何も知らずに地下を調べられるより、ワタシが同伴した上で正しい真実を伝えるのも、
     また一つの抑止力に繋がるアル」

主がそう言っていた、とは言わなかった。
この聡明な生徒会長に余計な情報を与えるのは危険だという判断だ。

川 ゚ -゚)(ふむ……)

そんな思惑など露知らず、クーはシナーの言葉の意味を考える。

確かに良い条件だ。
納得も出来る。

こちらは既に、地下に何かがあると勘付いている。
たとえここでシナーが釘を刺したとしても、クーが素直に従うかは解らない。
そこで逆に正体を明かすことで納得させ、危険性の理解を求めてきたのだ。

つまりは秘密の共有である。
良い手だ、とクーは判断。
だが、

川 ゚ -゚)(肝心な部分をはぐらかされたな……)

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:23:28.93 ID:8dfBm7ZPO
鮫島

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:23:38.42 ID:IdPdDFfA0
支援だ!

33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:24:02.33 ID:PSVeQC0tO
支援!

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:24:14.03 ID:dXFH1JH4O


35 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:25:04.34 ID:rZvjqMgw0
まだまだ知りたいことはあった。

男の口から出た『D・I機関』についても、『プロフェッサーK』についても、
そして、この学園都市が作られた『経緯』や『根拠』についても、
まだまだ解らないことがある。

特に『D・I機関』についての情報が欲しい。

彼女自身が持つ情報ルートで名前だけは聞いたことがあったが、
実際の概要を知らなければ、シナーや『プロフェッサーK』の本意も解らない。
本国の意から逸脱した組織であることは、もはや間違いないのだが。

しかし、これ以上踏む込むとなると相応のリスクを負わなければならないだろう。
シナーはそれを望んでいないだろうし、今の目的は地下の秘密を知ることだ。

他の気になることは追々調べていけば良い。
その情報と直結しているであろうシナーを目の前に捉えただけで、今回は充分だと言える。
あとは、この問題の中で彼を逃がさないようにしなければならない。

腕を組んで少し考えたクーは、ハインへ目を向けた。

川 ゚ -゚)「ハインリッヒはそれで良いのか?」

从;゚ -从「俺は……」

36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:25:46.14 ID:Fj1ntdjDO
しえ

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:26:38.26 ID:/mwAeM1f0
支援

38 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:26:49.70 ID:rZvjqMgw0
彼女は少し迷い、

从;゚ -从「俺は、地下に何があるのかを調べ、そして本国へ情報を持ち帰るのが任務だ。
      だったら断る理由はねぇよな」

川 ゚ -゚)「だが、学園側の同意の上となると問題になるだろう。
     君がコソコソしていたのも、学園側の人間に知られることなく済ませたかったからだ。
     何か秘密を探る時、そういう条件は必須だろうからな」

从;゚ -从「それは――」

川 ゚ -゚)「……まぁいい。 何とかなるだろう」

考えがあるのか、クーは会話を打ち切る。
その考えがどのようなものなのかは、ギコには見当もつかなかった。
何とかなる、と言ったのだから、何とかしてくれるのだろう、と漠然と思う。

ともあれ、どうやら話は決まりそうだった。
この場にいる3つの立場の人間の利害が一致しつつある。

もちろん小さな食い違いこそあるだろうが、それはそれぞれが把握しているだろう。

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:28:53.42 ID:8dfBm7ZPO
ブログやめちゃったんだよな……

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:29:38.68 ID:Fj1ntdjDO
しえぬ

41 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:30:08.81 ID:rZvjqMgw0
(,,゚Д゚)「会長……」

川 ゚ -゚)「すまないな、そういうことで話がまとまりそうだ。
     だが、それもこれも君がハインリッヒを守っていたからだ。
     礼を言う」

(;゚Д゚)「あ、いや、その……」

どうなんだろう、と思う。
自分はがむしゃらに、ただ自分の思いに従ってハインを助けただけだ。
クーの思惑など先ほどまで知らなかったし、今も賛同すべきか迷っている。
正直言って、いきなり話が進み過ぎてついていけていない。

だから、頷くことは出来なかった。

そんな曖昧な反応に、クーは苦笑を浮かべる。
どうやらこちらの困惑など御見通しなようだ。

うろたえるギコを余所に、シナーが端末を指で操作している。
何をしている、というクーの視線に、シナーは首を振り、

( `ハ´)「この都市に散っているワタシの仲間を止める必要がある。
     そして――」

いきなり左手を動かした。
跳ね上げるように肩の位置まで上げ、そしてある場所を指し示す。
木々や雑草しかないように見えるそこに、いくつかの影が飛び掛かった。

( `ハ´)「――そこでコソコソしているネズミ。 姿を見せるアル」

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:31:14.55 ID:YH9rVjhpO
支援

今回は
前回の修正+今回の分、でいいんだよな?

43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:31:17.28 ID:/2uhvYfg0
支援アル

44 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:31:42.28 ID:rZvjqMgw0
擦過音。
紙を擦るような音と同時、草むらから何かが飛び出て来た。
それは猫のような軽快なステップで転がり出て、

/ ,' 3「ふーむ……バレちゃったようだねぇ」

と、のんびりとした口調でそう言った。

小柄な老人だ。
北方でよく見る着物を纏っている。
彼は袖についた土埃を払い、ううむ、と一つ唸ると、クーが肩をすくめた。

川 ゚ -゚)「流石に勘付かれていたか」

( `ハ´)「いくら生徒会長とはいえ、この都市の全権を任されているわけではない。
     今回の件が都市に深く関わることだと解っていたなら、
     より判断権限の高い者を連れて来るのは当然アル」

/ ,' 3「まぁ、そういうことじゃなぁ」

間延びした口調で笑う老人。
なんとも場違いな雰囲気に、先ほどまでこの場が緊張に包まれていたことなど忘れさせてくる。
その正体を、ギコが口走った。

(;゚Д゚)「学園長……!?」


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:33:25.14 ID:pAflc2Ad0
支援す

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:34:17.28 ID:/mwAeM1f0
連れてきたことになったのか

47 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:34:24.87 ID:rZvjqMgw0
アラマキ学園長。

学園長とはその名の通り、学園を統率する役職のことだ。
生徒側の代表である学園生徒会長に対し、 学園長は職員などの大人側の代表とも言えるだろう。
その小柄な外見からは想像も出来ないが、実質上、この学園都市で最も高い権力を持っていることになる。

/ ,' 3「久々だねぇ、ギコ=レコイド君。
    去年の冬季にあった大模擬戦以来かな?」

(;゚Д゚)「ど、どうも……」

/ ,' 3「ふぉっふぉ、そんなに緊張しなくてもいーよ。
    一昨年から優秀な生徒が生徒会長やってくれてるおかげで、ワシほとんど仕事してないから。
    なんかもう学園長室で茶飲んでるだけのジジイだから」

これで偉かったりするから世の中解らないものである。
実際、ギコはこの老人がまともに仕事をしているのを見たことがなかった。

式典等は全て生徒会に任せているし、特に授業を受け持っているわけでもない。
たまに修練館などに現われては、茶を片手にボーっと訓練の様子を眺めていたりする程度だ。

そんなわけで、ギコの中では『どーにも胡散臭い爺さん』というイメージが固着している。

48 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:37:34.78 ID:rZvjqMgw0
/ ,' 3「さて、と――」

その胡散臭い爺さんが、顎に蓄えた白髭を扱きながら周囲を見た。
視線はクー、ギコと続き、ハインで少し止まり、そしてシナーで完全に停止する。

/ ,' 3「春季あたりから、どーにもコソコソ嗅ぎ回っておるようじゃの、リトガー」

( `ハ´)「……その名で呼ぶカ」

/ ,' 3「そりゃあなぁ。 ワシ、あの後のことはなんも関与しとらんし」

どうやら二人は顔見知りのようだ。
会話から察するに陸軍時代、つまり十年以上前からの関係らしい。

/ ,' 3「しっかしどーよ? ワシの生徒は優秀じゃろ?
   隠密技に優れたお主が足を掴まれるとは、いやはやワシも鼻が高いのぅ」

トソンがこの場にいれば、いいから仕事をして下さい、と呟いたことだろう。
だが生憎、この場にセメント属性を持つ者はいなかった。
代わりとでもいうようにシナーが鼻を鳴らす。

( `ハ´)「ふン、相変わらず阿呆をやっているアルな」

するとすかさず、

/ ,' 3「お主も相変わらず陰険なことやっとるのぅ」

まるで予め決めていたかのような速度での返答だ。
やはり随分と古い付き合いのようだ。

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:38:11.18 ID:pAflc2Ad0
支援す

50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:39:12.34 ID:MNoFgA5U0
支援

51 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:39:18.22 ID:rZvjqMgw0
直後、電流が走ったかのような感覚が駆け巡った。
一瞬遅れ、それがシナーの発する怒気であることに気付いたギコが息を呑み、
先ほどのギコとの戦闘は手加減していたのだと思い知らされる。
そしてしばらくの間、逃げ出したくなるような冷たい沈黙が続いたが、

川 ゚ -゚)「……話を進めたいのだが、どうだろうか」

というクーの冷静な声によって、とりあえず治まることとなった。

( `ハ´)「まぁ、いい。
     ここへ来た時からこの無能老人と顔を合わせることは覚悟していたアル。
     それよりも今は地下のことアル」

川 ゚ -゚)「学園側の意見は先ほど言った通りだ。
     ただしここで駄目だと言われたとしても、私は意地でも地下の秘密を探るつもりだがな」

从;゚ -从「地下の秘密が知れるなら、俺の方は願ったり叶ったりだ。
      過程はともかく、な」

( `ハ´)「ふむ」

/ ,' 3「ええと、ワシは――」

( `ハ´)「――黙れ無能」

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:41:04.55 ID:dbkn+Azj0
支援

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:41:09.53 ID:MNoFgA5U0
ひでえww

54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:41:45.62 ID:YH9rVjhpO
支援

55 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:41:51.88 ID:rZvjqMgw0
直後、電流が走ったかのような感覚が駆け巡った。
一瞬遅れ、それがシナーの発する怒気であることに気付いたギコが息を呑み、
先ほどの戦闘は手加減していたのだと思い知らされる。

そしてしばらくの間、逃げ出したくなるような冷たい沈黙が続いたが、

川 ゚ -゚)「……話を進めたいのだが、どうだろうか」

というクーの冷静な声によって、とりあえず治まることとなった。

( `ハ´)「まぁ、いい。
     ここへ来た時からこの無能老人と顔を合わせることは覚悟していたアル。
     それよりも今は地下のことアル」

川 ゚ -゚)「学園側の意見は先ほど言った通りだ。
     ただしここで駄目だと言われたとしても、私は意地でも地下の秘密を探るつもりだがな」

从;゚ -从「地下の秘密が知れるなら、俺の方は願ったり叶ったりだ。
      過程はともかく、な」

( `ハ´)「ふむ」

/ ,' 3「ええと、ワシは――」

( `ハ´)「――黙れ無能」

56 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:43:10.42 ID:rZvjqMgw0
体育座りで嘘泣きを始めた学園長を無視し、シナーはクー達へ視線を向けた。
目には光があり、それはまるで威圧するような冷たさを放っている。

(;゚Д゚)「…………」

( `ハ´)「少々時間を与えよう。
     その間に、学園生徒会長が信の置ける者のみ学園地下の入り口に集めるアル」

一息。

( `ハ´)「……そこで、この学園の抱える事実を御見せしよう」

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:44:13.82 ID:/mwAeM1f0
学園長wwwwww
とりあえずここまでかな?

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:44:31.84 ID:MNoFgA5U0
支援

59 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 21:45:10.32 ID:rZvjqMgw0
というわけで二十話の修正分でした
なんか更にややこしくなって・・・いやいやいや・・・

続いて二十一話なのですが、ちょいと休憩入れます

22時になったらレッツゴー的なノリで

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:45:54.32 ID:7Di3oinzO
>>1
もしかして飽きちゃったのか?
時間掛かってもいいからもう少しちゃんとお願い

レス返ってこないだろうけど、せめて頭の片隅にでも置いといて

61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:47:01.12 ID:MNoFgA5U0
休憩ならその隙に九連魔弾射出魔術陣
ttp://boonpict.run.buttobi.net/cgi-bin/up/src/boonpic_0783.jpg
そして漫画風にちょっといじった
ttp://boonpict.run.buttobi.net/cgi-bin/up/src/boonpic_0784.jpg

62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:48:23.15 ID:sEyAY9km0
>>60
黙れ無能

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:52:00.08 ID:4qF09plHO
>60
お前にbctmを救えるか?

64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:52:11.94 ID:Fj1ntdjDO
とりあえず乙

65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:52:30.83 ID:OXyJNe6JO
>>62
そうやって批判レスを問答無用でバカにするから、信者とか言われるんだよ

66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:54:18.37 ID:/2uhvYfg0
乙であります

67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:54:20.31 ID:sEyAY9km0
>>65
ちゃんとやってる奴にちゃんとお願いなんておかしいだろ?

68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:57:28.50 ID:OXyJNe6JO
>>67
今までちゃんと書き溜めして投下してた作者が、いきなり何回か連続でながら投下になったんだから
飽きたのかも? って思うやつがいても十分おかしくないと思うけどね

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:58:55.39 ID:pAflc2Ad0
支援す

70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 21:59:43.58 ID:/mwAeM1f0
それはながらで投下してないときに言うセリフなのか?

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:00:04.33 ID:7ITq8mDzO
let's go!!

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:01:18.33 ID:IdPdDFfA0
とりあえず二十話から

『第二十話』
http://boonpict.run.buttobi.net/cgi-bin/up/src/boonpic_0788.jpg

九連魔弾射出魔術陣
http://boonpict.run.buttobi.net/cgi-bin/up/src/boonpic_0789.jpg

二十二話がんばれ

73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:01:33.06 ID:Fj1ntdjDO
22時

74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:02:23.61 ID:KnIhSP/yO
あぼーんおいしいです| ^o^ |

75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:03:05.54 ID:dHR4J89R0
wktk

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:03:13.55 ID:F4IdXX5EO
>>61>>72


さあ支援だ

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:03:38.07 ID:IdPdDFfA0
あ、ごめん二十一話か

78 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:04:03.49 ID:rZvjqMgw0
>>61
SUGEEEEEEEEEE
かなりイメージ通りで嬉しいですよコレ!
ありがとうございます!

>>72
これもすげええええええ!
終わクロみたいに扉絵に使いたい・・・!
ありがとうございます!!


んじゃま、二十一話いってみましょか

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:04:53.86 ID:saHxhd5C0
>>72
いつもながら良い絵だなこれ

80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:05:51.15 ID:/2uhvYfg0
>>61
会長…穿いてない…?

81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:06:12.25 ID:7ITq8mDzO
なんで絵師のクオリティが無駄に高すぎんの?保存してしまったけどこれが狙いなの?

82 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:06:34.43 ID:rZvjqMgw0

――――第二十一話

                『学園地下』――――――――――





          隠されていた事実が明かされる
             それは良いことなのか
                 それとも



83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:06:57.44 ID:/mwAeM1f0
>>80
『靴を』…だよな…?

84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:07:49.25 ID:IdPdDFfA0
>>79
(*^ω^)照れるお

さぁ支援だ

85 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:08:03.43 ID:rZvjqMgw0
都市の南側で起こっていた戦闘は、剣撃の音を最後に全ての動きを止めた。

「……チェックメイトだ」

<_;プー゚)フ「――ッ!?」

エクストの大剣を弾き飛ばし、喉元へ剣先を突きつける上級生。
頼みの大剣を弾き飛ばされ、喉元に冷たい感触を得るエクスト。

彼らの立つ場所は『生活区画』だ。
サウス・メインストリートより少し東側の広い道で、決着がついている。
背後の植え込みに大剣が落ちる音を聞きながら、エクストはゆっくりと両手を上げた。

完全な敗北。

手加減をしていたわけではない。
ふざけていたわけでもない。
運が悪かったわけでもない。


実力差があったが故の結果だ。


それは、降参の意を示したエクスト本人が最も痛感していた。

86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:08:19.09 ID:/2uhvYfg0
>>83
そう…だよ…?

支援

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:10:46.51 ID:Fj1ntdjDO
上級生つええw

88 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:11:09.10 ID:rZvjqMgw0
「なかなか筋は良かった、と言っておこうか」

<_;プー゚)フ「世辞なんかいるかよ。 情けなくて涙が出らぁ」

(本当にそう思ったのだが……まぁ、調子に乗りそうだから黙っておこう)

剣を収める。
は、と短い息を吐いたエクストが、その場に腰を落とした。
そのまま仰向けになり、

<_;プー゚)フ「今年に入って良いトコねぇ俺――!!」

と、空へ向かって声を放つ。

相当に悔しかったらしい。
それでも素直に降参したのは、自分を負かせた上級生の実力を認めているから。
どうやら、ただの猪突猛進馬鹿とも異なるようだ。

そう分析した上級生が、額に浮いた僅かな汗を拭っていると、

「そちらも終わったようだな」

新たな気配が寮の影から。
現われたのは、エクストの仲間を相手にしていた生徒だ。
槍を肩に担いだ彼は、戦意喪失しているモララーと共に姿を見せる。

89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:12:34.95 ID:KnIhSP/yO
支援

90 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:13:34.94 ID:rZvjqMgw0
<_;プー゚)フ「なんよー、お前も負けたんかー」

(;・∀・)「無理無理。 防御術式だけで勝てるわけないって。
     何撃かを凌ぐので精一杯だったよ」

モララーの欠点が大きく出た戦闘となったようだ。
彼は防御術式を得意としている反面、己の攻撃手段が皆無だという弱点がある。
普段はスズキなどに攻撃を任せているが、こうして一対一となると逃げ回ることしか出来なくなるのだ。

もちろん本人も自覚しているし、対策を考えようとはしている。
しかし、なかなか有効なアイデアが出ないのが実情だった。

そして更に気配が追加される。
モララー達とは反対方向から現われたのは、カード使いの上級生とレモナだ。
彼女も敗北を喫したのか、不機嫌そうに腕を組んで頬を膨らませていた。

<_;プー゚)フ「御嬢、アンタが負けちゃ駄目だろー。
         仮にも俺らの中じゃ最強だぜ?」

|゚ノ#^∀^)「たまにはこういう日があっても良いのですわ」

( ・∀・)「その割には機嫌悪そうだよね……」

レモナが睨んだのでモララーは目を逸らした。

91 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:15:11.89 ID:rZvjqMgw0
聞くところによれば、どうも魔力切れで負けてしまったらしい。
相手をした上級生が上手く立ち回ったのもあるだろうが、
何よりも大きな原因は、

(;・∀・)「ええと、つまり僕らを助ける時に使った氷術式の消費があったせいで――」

<_;プー゚)フ「――他の術式を使う余裕が無くなって負けた、か」


するとエクストは、はは、と口端を釣り上げ、

<_プー゚)フ「御嬢って案外バカなのなwwwwwwwwwwwww」


するとレモナは、ほほほ、と華やかに笑い、

|゚ノ ^∀^)「ハンデ無しで敗北した貴方に言われたくありませんわ」


するとモララーは、あの、と前置きした上で、

( ・∀・)「何にせよ二人とも敗北したんだし、どっちもどっちだよ?」


「……お前らホント仲良いよなぁ」

92 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:16:45.08 ID:rZvjqMgw0
苦笑した上級生は、しかしすぐに表情を元に戻した。

「とりあえずこれで制圧完了、か。
 随分と時間を稼がれてしまったようだな」

( ・∀・)「そう言ってもらえるなら頑張った甲斐があります」

「戦いの最中、お前達にはまったくの油断も驕りもなかった。
 色は違えど三人とも本気で俺達に向かってきたのが解ったよ。
 あの少年……ギコ=レコイドを逃がすためだけだというのに、随分な気迫だった」

<_プー゚)フ「まぁ、アイツがどーにかしてくれるたぁ思ってはねぇが、
        友達がやりてぇって言ったことを手伝いたいって思うのが友達だしな。
        アンタらに味方する理由が無かった、っつーのもあるけど」

「一つ聞いてみるが、味方する理由があったとしたら……どうしていた?
 そうだな、例えば俺達の方に絶対的な正義があったとしたら?」

|゚ノ ^∀^)「当然、ギコの敵に回りますわ。
     悪事に加担しようとしている友人がいれば、それを殴り飛ばすのが友人の務めですもの。
     間違っても庇うようなことはしませんわ」

当たり前といった様子で言うレモナ。
エクストとモララーも同意するように頷いた。
それを見ていた槍使いの上級生が、軽快な笑みを漏らす。

93 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:20:35.37 ID:rZvjqMgw0
「……嘘偽りは無し、か。
 となると、ハインリッヒについて問い質そうとしても無駄なようだな」

<_プー゚)フ「っつーかホント何も知らねぇんだって」

「解っている。 先ほどの戦闘で俺も少々頭が冷え――」

言いかけた時、電子的な音が鳴った。
上級生の胸ポケットだけでなく、その場にいる全員の懐から響いている。
携帯端末の呼び出し音だ。

(;・∀・)「あれ? 今は使えないはずじゃあ……」

|゚ノ ^∀^)「簡単ですわ。
     ここではない何処かで、状況が動いたのでしょう」

94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:22:07.35 ID:5faScLxB0
支援

95 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:23:29.29 ID:rZvjqMgw0
特に動じることもなく、レモナは携帯端末を取り出した。
数時間ぶりにメールが一件来ている。
展開すると、

|゚ノ ^∀^)「……あらあら」

と、片手で頬を抑えて呟く。

気になったモララー達も携帯端末を操作し、そして同じように息を吐いた。
それは落胆や悲しみというより、呆れや呆然といった色を持った吐息だった。

<_;プー゚)フ「なんだかなー。 解ってはいたんだけど……」

(;・∀・)「いや、まったく……」

「……はは、今日は振り回されてばかりだな」

そう言った上級生の携帯端末。

画面には、先ほどの緊急メール内容の撤回を旨とする文字列が、
生徒会からの正式コード付きで表示されていた。


96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:24:48.85 ID:YkX6gFaOO
支援



97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:26:36.24 ID:Fj1ntdjDO
しえぬ

98 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:27:15.05 ID:rZvjqMgw0
戦闘は、その電子音の到来によって止まることとなった。

(゚、゚トソン「!」

工業区画と生活区画の間で起きていた戦い。
黒衣の男を相手にしていたトソン達は、音を聞くと同時に動きを止める。
それは携帯端末に入ったメールが気になったからではなく、

(   )「…………」

まったく同じタイミングで黒布の男が止まったからだ。

( ゚д゚ )「どういうことだ……?」

いきなりのことに、ミルナは刀を構えたまま問う。
相変わらずポケットで携帯端末が鳴っていた。
しかし、その音は合計で四種類。

トソンとフォックス、ミルナ、そして黒布の男の端末である。

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:27:35.51 ID:7ITq8mDzO


100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:29:04.24 ID:d/+7f9R30
支援

101 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:29:08.29 ID:rZvjqMgw0
爪'ー`)y-「生徒側でもないのに同時に鳴った、ねぇ。
      やっぱりこの騒ぎに何か関係があるようだ」

(゚、゚トソン「私達と敵対している時点で解り切っていたことですが。
     どうしますか? メール見ますか?」

爪'ー`)y-「……罠、って可能性もあるからねぇ」

こちらがメールに気を取られた隙に攻撃されるのかもしれない。
それとも、この時間自体が何か相手に与えているのかもしれない。
ベストはこのまま戦闘を続行することだが、

(   )「…………」

しかしそれよりも早く、男が携帯端末を取り出した。

(;゚д゚ )「む?」

ミルナの声に応えることもなくメールを展開。
画面に表示された文字を無警戒に読み始める。
トソンの目が鋭くなったのを横目に、フォックスが新しい飴を口にしながら、

爪'ー`)y-「どーする? 今なら攻撃すれば当たるかもよ?」

(゚、゚トソン「……何か別の思いに気を取られている敵を倒しても、
     それは私が勝ったことになりません。 様子を見ましょう」

爪'ー`)y-「相変わらず自分に厳しいねぇ」

102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:29:40.87 ID:YkX6gFaOO
支援

103 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:31:16.38 ID:rZvjqMgw0
言いながらフォックスも携帯端末を手に取る。
トソンが何かを言う前にメールを展開し、そして内容を読み取った。

(゚、゚トソン「……どのような?」

仕方なさそうな溜息混じりの問いに、フォックスは苦笑。
男がまだ携帯端末を手にしているのを確認してから内容を伝えると、
ミルナの驚き、そしてトソンの安堵の息が重なった。

(   )「――――」

そして男が動く。
しかし戦闘の動作ではなく、布を翻すものだ。
ナイフを腰に収め、背を向けて歩き出す。

こちらを一瞥すらしない。
さっさと歩き去っていってしまった黒布の男を見送り、三人の生徒はそれぞれ戦闘態勢を解く。

(;゚д゚ )「……何だったんだ」

(゚、゚トソン「所詮、私達はその程度の相手だと見られていたようですね。
     私達にとっては学園を守るための戦いでも、相手はそう思っていなかった、と」

104 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:33:27.12 ID:rZvjqMgw0
爪'ー`)y-「まぁ、こっちはこっちの目的を果たせ……てないねぇ。
      普通に逃げられちゃったよ」

(゚、゚トソン「逃げたというより、連絡が来たからそちらへ向かった、という様子でしたが。
     どうも時間稼ぎを食らった気がします」

爪'ー`)y-「それ当たりかも。
      とりあえず僕らは生徒会詰所に戻るとしようか。
      内容撤回のメールが来たってことは、状況が良い方向に動いてるってことだろうから」

言い、フォックスは一つ背伸び。
相変わらずのんびり気質だが、状況判断に間違いはない。
そのことを微妙に悔しく思いながらも、トソンは弓を折り畳んで腰に戻した。

(゚、゚トソン「――と、そういえば」

( ゚д゚ )「?」

(゚、゚トソン「生徒会活動の協力を感謝します。
     特別武績が支給されると思うので、あとで生徒カードを確認しておいて下さい。
     とはいえ、あまり多くはないでしょうが」

(;゚д゚ )「い、いや、俺はただギコの手助けを――」

(゚、゚トソン「そのギコ=レコイドは我が学園生徒会のメンバーですよ。
     規則なので諦めて下さい」

(;゚д゚ )「だが……」

105 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:34:59.85 ID:rZvjqMgw0
それでも納得のいかない様子のミルナ。
トソンは、はぁ、と小さく溜息を吐き、

(゚、゚トソン「貴方がどう思っていようともこれが結果なのです。
     ならば出てしまった結果に対して噛みつくのではなく、それを飲み込んだ上でどうするのかを考えなさい。
     いいですね? 武術専攻学部二年生、ミルナ=コッチオー」

(;゚д゚ )「…………」

(゚、゚トソン「では」

呆然とするミルナに会釈し、背を向けて歩き出すトソン。
早足で行く彼女の隣にフォックスが並んだ。
彼は一度振り返り、

爪'ー`)y-「厳しいねぇ」

(゚、゚トソン「甘くしてどうしますか」

爪'ー`)y-「やー、君はやはり特別生徒会役員の鑑だよ。
      僕じゃあんなに冷たく接することなんて出来やしないからね」

(゚、゚トソン「……何か棘のある言い方ですね」

爪'ー`)y-「ううん、そういうつもりはないよ。 けどね」

106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:37:32.61 ID:KnIhSP/yO
支援支援


107 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:37:34.83 ID:rZvjqMgw0
一息。

爪'ー`)y-「僕の予想が当たっていれば、
      もしかしたらいつか、そうしなきゃいけない日が来るのかもしれない。
      僕らだけじゃなくて……この都市の意思としてね。
      その時、君の性格が良い方向に働くと僕は思うんだ」

(゚、゚トソン「……?」

爪'ー`)y-「ま、怠惰系副会長の戯言ってことにしといてよ」

そう言ってフォックスは笑った。
しかし、その笑みにいつもの呑気さがないことを敏感に感じ取る。
普段からふざけた男ではあるが、こうした笑みをする時、
彼は必ず何か重要なことを考えていると、トソンは知っていた。

伊達に三年一緒に仕事をやっていない。
だが、

(゚、゚トソン「……行きましょう。 会長の下へ」

トソンは敢えて聞かなかった。
それぞれが、それぞれの思惑を以って動いていることなど百も承知。
最終的に『都市を守る』ことに繋がれば何でも良かった。

その目的の下に集ったのが学園生徒会だ。
今更疑う気など更々ない。

力無く苦笑するフォックスを背に、トソンは歩調を緩めることなく生徒会詰所を目指した。

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:38:33.86 ID:Fj1ntdjDO
支援

109 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:39:07.94 ID:rZvjqMgw0
東側で起きている戦闘も、西と同じく電子音によって動きを止めていた。
 _、_
( ,_ノ` )「んー?」

N| "゚'` {"゚`lリ「む?」

対峙するは大人二人。
教師である渋澤と、半裸である阿部だ。

戦況は五分五分といったところ。
先の一撃以降、阿部は攻撃に当たっていないし、渋澤も同様だった。
互いに力量を測るかのような攻撃を放ち、そして無闇に力を見せないよう立ち回っている。

そこに来たのが、場違いな電子音。

二人は互いに構えたまま睨み合い、そして音によって意識を削がれた。
同時に肩の力を抜くことで、一旦戦闘を止める意思を見せる。

阿部が、股間部に手を突っ込んで端末を取り出すと、
ひぃ、とツンが引くのにも構わずメールを展開する。

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:39:51.27 ID:/mwAeM1f0
股間wwwwwwww

111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:40:26.18 ID:2Zw9L9gp0
どこに仕舞ってんだよ

112 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:40:37.21 ID:rZvjqMgw0
N| "゚'` {"゚`lリ「ふむ……どうやら状況が動いたようだ。
        勝負はここまでだな」
 _、_
( ,_ノ` )「解せないねぇ。 どうしてアンタみたいなのが学園都市に来たんだい?
    そしてアンタの背後にいる連中は何だ?
    『救世の血筋』ともあろう御方が、どうしてこんなコソコソしたことを?」

N| "゚'` {"゚`lリ「言うと思うか?」
 _、_
( ,_ノ` )「……ってことは、何らかの事情があるのは確実みたいだねぇ」

言葉に、阿部は笑みを浮かべる。
いやらしい教師だ、と呟き、構えていた槍を収めた。
状況に変化があった以上、ここで戦う意味はない。

N| "゚'` {"゚`lリ「今日はなかなか面白い体験をさせてもらった。
         学生コミュニティだと嘗めていたが、良い人材が育成されているようだな」
 _、_
( ,_ノ` )「ったりめぇだ。 なんせ俺の生徒なんだからな」

ξ;゚听)ξ「えー」

ハハ ロ -ロ)ハ「何この胸に湧き上がるDenyしたい気持ち」

爪;゚〜゚)「渋澤先生はただ殴りたいだけな気がするであります」
 _、_
( ,_ノ` )「馬っ鹿、違ぇよ。 ただイジめたいだけだっつーの」

ξ;゚听)ξ「それもっと駄目です!」

113 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:42:17.66 ID:rZvjqMgw0
えー、と唇を尖らせる渋澤に、生徒達が団結して抗議する。

N| "゚'` {"゚`lリ「愛されているな、教師も生徒も」
 _、_
( ,_ノ` )「羨ましいか?」

N| "゚'` {"゚`lリ「さて。 生憎、そういうのは考えないようにしてるんだ」
 _、_
( ,_ノ` )「大変だねぇ、御家柄とか立場ってーのも。
    俺にゃあ硬っ苦しくて理解も同情も出来ねぇが」

N| "゚'` {"゚`lリ「……貴方が言うか、それを」

苦笑し、背を向け、脱ぎかけの作業衣を着直す。
そのまま学園都市の中心へ向かう道を歩き始めた。
しかしその途中、阿部は首だけで振り返り、

N| "゚'` {"゚`lリ「最後に一つ言っておこうか」
 _、_
( ,_ノ` )「ん?」

N| "゚'` {"゚`lリ「今の俺は『阿部』だ。 それ以上でも以下でもない。
         また会おう」

今度こそ行く。
咄嗟に止めようとも思ったが、
先ほどの『学園都市VIPを救う』という言葉が、渋澤の足を地面に縫い付けた。

114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:42:52.97 ID:/mwAeM1f0
支援

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:43:29.19 ID:d/+7f9R30
支援

116 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:44:05.75 ID:rZvjqMgw0
あれはあれで狂っている男だが、決して損得や善悪を履き違えるようなことはしない。
というか、特に善悪に関して、あの男は善を選ばざるを得ない理由があったりするのだが、
 _、_
( ,_ノ` )「ま、俺には関係ない話だな」

それよりも気になるのは、
 _、_
( ,_ノ` )(『阿部』、と言っていたな……あの野郎、まさかとは思うが――)

ξ゚听)ξ「先生」
 _、_
( ,_ノ` )「ん、あぁ、何だ?」

ξ;゚听)ξ「えっと……助けてくれてありがとうございました。
       渋澤先生が来なかったら、この子が怪我をしていたかもしれません」

隣に立つブーンを見ながら言う。
なんだかんだ言って随分と心配したのだろう。
ただ、
 _、_
( ,_ノ` )「あぁ、それは教師として当然だが……ホライゾン? どうした?」

先ほどから俯いて黙っているブーンに問いかける。
すると彼は、はっ、と気付いたかのように顔を上げた。
そこにはいつものニコニコ顔がある。

( ^ω^)「――僕は大丈夫ですお。 ありがとうございましたですお」

117 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:45:43.45 ID:rZvjqMgw0
 _、_
( ,_ノ` )「……そっか。
    まぁ、怪我とかないなら良しとしよう」

まだ頬に腫れがあるが、治癒用の符が当てられていたなら問題ないはずだ。
パートナーであるツンの優秀さは知っているので、その裁量に任せることにする。
何か問題があれば保健室か医院を利用するだろう。
 _、_
( ,_ノ` )「それとネットワークも回復したみたいだし……あとは自然に治まるだろうな。
     問題はハインリッヒの無事、か」

爪*゚〜゚)「先生はこれからどうするのでありますか?」
 _、_
( ,_ノ` )「とりあえず学園に戻る。 生徒会の奴らに事情を聞かにゃあな。
    どうも気になることが――」

言いかけ、そして止める。
ここでわざわざ生徒を不安がらせることはない、と。
阿部という色んな意味で危険人物と鉢合わせ、心も身体も疲れているはずだ。

何も言わずに戻るのが吉だと、渋澤は判断する。

118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:47:29.28 ID:Cl5II7M70
支援

119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:47:43.50 ID:ylFFqBV+O
支援だ

120 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:47:50.07 ID:rZvjqMgw0
 _、_
( ,_ノ` )(それに――)

ちらりと背後へ。
浅く腕を組んだハローがこちらを見ていた。
目は鋭く、こちらの言動から何かを読み取ろうとしているのが解る。
 _、_
( ,_ノ` )(あの野郎が言う通り、
     確かにこの都市には優秀な人材が育ってっからなぁ……)

苦笑。
こういう時、優秀な生徒は厄介な存在に成り代わる。
優秀故にこちらの意図を掻い潜り、こちらが親切心で隠そうとするモノを見ようとするからだ。
 _、_
( ,_ノ` )「……まぁ、あの変態男も懲りただろ。
     俺がいる以上、この都市には迂闊に手を出せない、ってな。
     んじゃ、とりあえず身体を休めとけよ」

強引に話を打ち切って歩き始める。
いくつかの視線が背に突き刺さるのを感じたが、渋澤は無視。
 _、_
( ,_ノ` )(厄介なことだよなぁ、まったく……)

内心で嬉しさを湧き上がらせながら、空を見上げてそんなことを思うのだった。

121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:48:46.23 ID:/2uhvYfg0
渋澤先生かっこいいです支援

122 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:49:20.72 ID:rZvjqMgw0
それから少しの時が経つ。
太陽は頂点を過ぎ、そしてそろそろ落ち消えようとするような時間。
徐々にオレンジ色へ変化していこうとする空の下、とある校舎がある。

『第三総合校舎』というプレートを入り口に掲げた建物は、
その名の通り、学部に関係なく多くの生徒に利用される校舎の一つである。

三階建てで、それぞれの階に空き教室や自習室などがある中、
一階の最奥に位置する一際広い部屋に、いくつかの人影があった。

川 ゚ -゚)「…………」

まず、クーを筆頭とした生徒会の面々だ。
フォックス、トソン、ミセリ、そしてギコがクーの背後に立っており、
ギコの隣にはハインが、落ち着きのない表情でキョロキョロしている。

/ ,' 3「…………」

その隣には学園長であるアラマキが。
彼はポケーっと窓から空を見上げて動かない。
本当にこんなのが学園長なのか、とトソンとギコが半目を向けている。

( `ハ´)「…………」

そして彼らの対面に立つのはシナーだ。
隣にはトソン達と戦った黒布の男と、阿部が並んでいる。


123 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:51:04.31 ID:rZvjqMgw0
誰一人の声も聞こえない室内。
いや、それどころか校舎自体からも一つの物音すらしない。
生徒会権限で全生徒の立ち入りを禁じているからだ。

窓から入る光はまだ強く、しかしこれから弱々しいものになっていくだろう。
そんな中、

川 ゚ -゚)「さて……」

腕を組んで俯いていたクーが言う。
上げた視線は、右方向へと移動する。
そこには、

(,,゚Д゚)(地下への入り口、か)

大きな機械のような物体が部屋の中央に構えている。
円柱状のそれは縦に長く、上を見上げれば三階までブチ抜かれた天井近くまで頭を伸ばしていた。
両側へ開きそうな鉄扉が、こちらを見ている。

地下へのエレベーターだ。
合計で三十人ほどが一度に乗れる設計で、だからこその大きさを誇っている。

床を震わせそうな低い駆動音が、先ほどから室内を駆け巡っていた。

124 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:52:42.00 ID:rZvjqMgw0
川 ゚ -゚)「既に知っているとは思うが、これで地下へ向かう。
     エレベーターはここ以外にもう一ヶ所あるが、今は整備中……、
     ということにしてあるから問題はない」

( `ハ´)「了解したアル。
      地下へ連れて行く者は、そこにいる生徒で良いのカ?」

川 ゚ -゚)「あぁ。 私が信を置く部下だ」

と言ってこちらを振る返る。
フォックスが嬉しそうに笑い、トソンが恐縮そうに身じろぎするのを横に、
ギコは隣に立つハインへと目を向けた。

从;゚ -从「…………」

相変わらず落ち着きがない。
何を気にしているのだろうか。
これから、彼女の目的である地下を見に行くというのに。

(,,-Д-)(まぁ、微妙な状況だから仕方ないか……)

本来なら誰にも知られずに遂行すべき任務だったはずだ。
だというのに、こうして学園側と敵対側の人間に捕捉され、更には一緒に地下へ降りようとしている。
これを彼女の上にいる軍部がどう判断するか、やはり難しいところなのだろう。

125 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:54:18.26 ID:rZvjqMgw0
しかし解らないことがある。
地下の秘密を知ろうとするのはともかく、その方法がずさん過ぎはしないか。
たった一人の若い女を生徒として編入させ、学園側を誤魔化しながら内部から調査するなど――

( `ハ´)「――地下へ赴く前に、紹介しておくアル」

言うと、黒衣の男が一歩前へ出た。

(   )「…………」

爪'ー`)y-「夜の屋上、そしてさっきの路上戦闘以来だね」

( `ハ´)「前者はハインリッヒ捕縛、及び偵察のため。
     後者もまたハインリッヒ捕縛のため、露払いを担当してもらったアル」

男が、頭から覆っている黒布を脱いだ。

<ヽ`ー´>「ニダー=アクラル大尉ムニダ。 よろしく頼むムニダ。
      そして、任務とはいえ生徒を危険に晒してしまったことを謝罪するムニダ」

端正な顔立ちの男だった。
シナーより幾分か若そうだが、それでも三十代後半かそこらだろう。
頬に特徴的な部分があり、その目は随分と細く鋭いが、口元には落ち着きのある笑みがあった。

二度も自分に襲いかかってきた男の正体に、ギコは注意深い目を向ける。
微動だにせず背筋を伸ばした格好は熟練した兵士のようで、
あのナイフ捌きを見るに、やはり相当の手練であることは間違いない、と判断する。

126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:55:27.12 ID:DokkescI0
支援

127 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:55:53.13 ID:rZvjqMgw0
と、隣に立つミセリが制服の袖を引っ張ってくる。
小声で、

ミセ*゚ー゚)リ(ねぇねぇ、軍隊の人って語尾に何かつける決まりでもあるのかなぁ……?
      『アル』とか『ムニダ』とか)

(;゚Д゚)(いや……流石にそれは無いと思うけど)

(゚、゚トソン(一つの『訛り』のようなものだと思います。
     発音から察するに、この大陸とは別の島の生まれなのでしょう)

ちゃっかり聞いていたトソンが口を挟み、ミセリが納得したかのように唸る。

川 ゚ -゚)「――そろそろ行こうか。
     良いですね? 学園長」

/ ,' 3「うん、いーよ」

すんごい適当な返事だけど良いのだろうか。
もはや慣れっこなのか、クーは特に何を言うでもなくエレベーターへ。
備え付けられているスイッチを押すと、円柱状の機械の鉄扉が左右に割れ開いた。

内部は明るく、やはり広い。
その中へ生徒会メンバー、ハイン、学園長、そしてシナー達が乗り込む。
皆が乗るまで『OPEN』と書かれたスイッチを押していたフォックスが、

爪'ー`)y-「で、その地下っていうのはどうやって行くんだい?
      とりあえずこのまま降りるの?」

128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:56:15.57 ID:YkX6gFaOO
支援



129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:56:19.74 ID:Cl5II7M70
支援

130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:56:58.08 ID:d/+7f9R30
支援

131 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 22:58:21.91 ID:rZvjqMgw0
そんなことを思っていると、

( `ハ´)「任せるアル」

素直に下がったフォックスの代わりに、シナーが操作盤の前に立った。
懐からキーのような鉄片を取り出す。

川 ゚ -゚)「それは?」

( `ハ´)「設定された階層より、更に下へ降りるための鍵アル。
     これを、操作盤の下の部分に――」

近付けると、操作盤の空白部に異変が一つ。
何もなかったはずの場所が自動で駆動し、鍵穴のような小さな空洞を生んだ。
その穴に鍵を差し込み、何の迷いもなく半回転。

ミセ;゚ー゚)リ「わっ、わっ!?」

エレベーターが震える。
同時に電灯が一度だけ明滅するが、
直後、何事も無かったかのように緩やかな降下が始まった。

132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:58:26.57 ID:KnIhSP/yO
支援

133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:59:09.43 ID:/2uhvYfg0
支援ニダ

134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 22:59:15.91 ID:DokkescI0
しえん

135 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:00:04.66 ID:rZvjqMgw0
いきなりのことに慌てたミセリ達も、少しすれば落ち着きを取り戻す。

そして訪れるのは、しばらくの沈黙。
誰も口を開こうとはしない。

(,,゚Д゚)「…………」

気まずい空気の中、ギコは首を僅かに上げる。
出入口上部に横長い表示枠があり、そこには現在の階層が記されていた。

第一階層を通過。
少しして、第二階層へ到達。

本来ならここでエレベーターは止まるはずなのだが、そのまま通過していく。

表示枠から文字が消えた。
黒色に染まった表示枠を見て、ギコは背筋に冷たいものを感じる。

これから向かおうとしている場所の異常さを、ようやく実感しつつあった。

136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:00:10.96 ID:oGBEmyp/0
支援
ってかリトガーとアラマキの組み合わせは燃える

137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:00:52.05 ID:/mwAeM1f0
>>136
そういえばそうなんだな…

138 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:01:35.77 ID:rZvjqMgw0
やがてエレベーターが止まる。
いつも通りの駆動だったが、やはりどこか異なる気がした。
もちろん錯覚であることは言うまでもない。

(゚、゚トソン「……寒いですね」

扉が開く直前、トソンが呟く。
同意なのか、隣に立つミセリが不安そうに頷いた。

微音を奏でながら開く鉄扉。
左右に割れ開いた出口に、まず飛び込んでくるのは二つの感覚。

地下特有の冷気。
妙に粘ついた空気。
それらが混じり、エレベーターの中へ滑り込んでくる。

爪'ー`)y-「これが……ほとんど誰も知らない学園の地下、か」

川 ゚ -゚)「随分と湿っぽいようだが」

( `ハ´)「建設以来、誰一人として入ったことがないのだから当然アル。
      ここへ人が入るのは……あの時以来、約四十年振り、カ」

言い、まずシナーが出ていく。
倣うようにニダーも続き、そしてクー達もエレベーターの外へ。

139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:02:17.09 ID:Br2lZ2+JO
あれ?そういやヒートは?

140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:03:19.07 ID:/2uhvYfg0
SHIEN

141 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:03:40.88 ID:rZvjqMgw0
・・・完全にヒートを忘れていた
か、書き直そう・・・

142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:04:07.60 ID:Fr9e6b8bO
面白い支援

143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:04:14.60 ID:k6oUyE2E0
ひでぇw
しえんしえん

144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:04:18.14 ID:mcgoLb+b0
ワロタw

145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:04:19.57 ID:dXFH1JH4O
なん・・・だと?

146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:04:34.22 ID:iObfbyiW0
>>141
秘密守れなさそうだから、置いてかれたんだろうと思ってたのにww

147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:04:42.46 ID:QkLYkrSgO
/(^o^)\

148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:04:52.90 ID:e4/voulRO
ちょwwwwwwwwwwwwwwww

149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:04:58.20 ID:Fj1ntdjDO
ちょwwwwww

150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:05:11.81 ID:Br2lZ2+JO
こ、これは余計なこと言ったか俺……

151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:05:21.95 ID:Ef5yOUhy0
登場人物多いとそういう事態に陥るよね

152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:05:27.04 ID:Fr9e6b8bO
そりゃないだろ
ミスも含めての作品だからこっから修正していけよ

153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:05:39.00 ID:d/+7f9R30
そんなバカな…

154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:06:05.94 ID:LXojj10PO
よむほ

155 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:06:56.66 ID:rZvjqMgw0
この強烈な自己嫌悪・・・最近だらしねーなぁ

うわーどうしよう
エクストのシーンと、エレベーター以降のシーン書き直しかー
何も考えてないけどちょっと頑張ってみよう


>>150
いや、むしろGJ
地下の秘密が明かされる前にストップが掛かって良かったです

156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:07:05.64 ID:2Zw9L9gp0
おおおいいいいぃぃ

157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:07:47.12 ID:Ef5yOUhy0
ま、適当に頑張れー

158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:08:03.19 ID:QkLYkrSgO
つ、続きををををををををををををををををををををを
このままでは生殺しですたい!!!!!!!!!!

159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:08:20.64 ID:OXyJNe6JO
>>152
ここで無理に辻褄合わしたとして、後から取り返しのつかない矛盾が生まれて逃亡
そっちの方が読者としては辛いと思わないか

160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:08:26.03 ID:/2uhvYfg0
>>146
俺もオモタw

161 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:09:01.23 ID:IdPdDFfA0
ノハ;凵G)支援だチクショおおおおお!!!!!

162 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:09:19.68 ID:C42qw2DoO
が、頑張って

163 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:09:39.58 ID:/mwAeM1f0
ヒートwwwwwwwwwwwwwww

164 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:10:08.25 ID:Fj1ntdjDO
ヒートかわいそすwwwwwww

165 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:10:25.02 ID:audY+rtSO
ノパд゚)
(゚д゚ノハ
ノハ ゚д゚ )

166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:11:10.29 ID:KnIhSP/yO
作者とヒートドンマイwwwwwwww

167 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:11:46.07 ID:EsWcNm+0O
で、どうするの?
ここで一度切って来週に持ち越した方がいいと俺は思うけど。

168 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:11:54.39 ID:Br2lZ2+JO
とりあえず頑張れ作者!

169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:12:10.68 ID:/2uhvYfg0
心中お察しします…

170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:13:01.34 ID:oGBEmyp/0
兄貴ねたwwwwwwww

ってかどうでしょうラジオ聴いてる系?w

171 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:14:46.82 ID:e4/voulRO
どんまいwwwww
ゆっくり書き直してまた後日投下したらいいとおも

172 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:15:48.49 ID:F4IdXX5EO
まあまあお茶でも飲んで落ち着きなさいよ

173 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:16:28.86 ID:rZvjqMgw0
生徒会メンバーになんか一人足りない気はしてたけど、まさかのまさか
時間が許す限りやってみます
出来なかった分は、明日に回そう
>>95の後に、


一気に和やかな雰囲気になる中、エクストは一つ気付く。

<_プー゚)フ「あれ? そういやヒートは?」

( ・∀・)「え? ヒートいたの?」

<_プー゚)フ「あぁ、俺が衝動的にスカート覗いて蹴られて……どこ行ったんだろ」

|゚ノ ^∀^)「貴方……今、女性をナチュラルに敵に回してますわよ」

それはともかく本当にどこへ行ったのだろうか。
手伝ってくれとは頼んだが、直後、上級生とぶつかり合いに集中したため、
その後の経過をまったく見ていないのだ。

おそらく、セクハラエクストへ一撃を見舞って満足したのだろう。

(;・∀・)「ま、まぁ、ヒートはいつもフリーダムだからね……」

<_;プー゚)フ「まったく縛られねぇからな……」

|゚ノ ^∀^)「羨ましい話ですわ」

<_;プー゚)フ「「お前が言うなっ!!」」(・∀・;)

174 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:18:05.62 ID:/mwAeM1f0
>( ・∀・)「え? ヒートいたの?」
ああッ! 心が痛いッ!

175 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:18:33.65 ID:Fj1ntdjDO
続行?

176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:20:04.64 ID:Cl5II7M70
支援

177 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:20:32.64 ID:5faScLxB0
無理すんなよ

178 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:21:42.65 ID:oGBEmyp/0
モララーが俺らのセリフを代弁したなwwwwwwwwww

179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:22:25.76 ID:Br2lZ2+JO
焦って更なる矛盾やネタバレしないように気をつけろよ支援

180 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:22:38.62 ID:ThOFYmRPO
アドリブ弱いんだから無理すんな

181 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:23:05.34 ID:rZvjqMgw0
んで、>>107を改変しつつ・・・



トソンは敢えて聞かなかった。
それぞれが、それぞれの思惑を以って動いていることなど百も承知。
最終的に『都市を守る』ことに繋がれば何でも良かった。

その目的の下に集ったのが学園生徒会だ。
今更疑う気など更々ない。

「うおーいッ!!」

(゚、゚トソン「?」

聞き覚えのある声。
見れば、生活区画の方から赤髪の少女が走って来る。
トンファー片手に全力疾走するのは、ヒート=ルヴァロンだ。

(゚、゚トソン「ヒート。 今までどこにいたのですか?」

ノパ听)「悪(エクスト)は懲らしめてきたぞッ!!」

(゚、゚トソン「はぁ……?」

爪'ー`)y-「向こうから来たってことは、南側で何かやってたのかな?」

ノパ听)「そっちは片付いたッ! だからこっち来たッ!!」

(゚、゚;トソン「とりあえず落ち着き……いえ、これが貴女の素でしたね」

182 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:23:51.95 ID:QhZfQCTX0
やっつけ感がパネえwwwwww

183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:25:03.21 ID:lXJzAWJb0
うぉまさかのタイミングで追いついちまったwww


184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:25:29.82 ID:7Di3oinzO


頑張れ

185 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:25:30.92 ID:dXFH1JH4O
がんば><

186 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:25:35.63 ID:i0E9j3UCO
これはいいまとめごろし
今日は終わっとけ。わるいこといわんから

187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:26:34.75 ID:cQgjBGssO
作者超ガンガレ

188 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:30:34.76 ID:rZvjqMgw0
何やら鼻息荒く勝利宣言しているヒート。
よく解らないが、南側のトラブルを解決してきたらしい。
というか、よくここまで走って来る体力があったものだと感心させられる。

(゚、゚トソン「ですが、ここはもう終わりましたよ。
     例の黒布の男が……そちらには誰が?」

ノハ;゚听)「恐ろしい相手だった……ッ!
      こちらが隙を見せたら最後、深い所まで、こう、グイグイと……ッ!」

爪'ー`)y-「? 懐まで入られたの? そりゃ凄腕だね」

(゚、゚トソン(…………)

それぞれが、それぞれの思惑を以って動いていることなど百も承知。
先ほどそんなことを思ったが、ヒートには通用しないようだ。

学園生徒会長の妹。
その自覚はあるのだろうか。
もしかしたら、遠くない未来――

(゚、゚トソン(――いえ、無駄なことを考えるのは止めましょう。
      もし彼女がそうなったとしても、既に私は卒業しているでしょうから)

今出来ることを、力の限り、思いに従って。
それが、今のトソンを突き動かす信念だった。

意気揚々とトンファーを振り回すヒート。
力無く苦笑するフォックス。
彼らを背に、トソンは歩調を緩めることなく生徒会詰所を目指した。

189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:31:25.60 ID:t7EvKT8CO
シゼーン

190 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:32:12.27 ID:rZvjqMgw0
>>122

それから少しの時が経つ。
太陽は頂点を過ぎ、そしてそろそろ落ち消えようとするような時間。
徐々にオレンジ色へ変化していこうとする空の下、とある校舎がある。

『第三総合校舎』というプレートを入り口に掲げた建物は、
その名の通り、学部に関係なく多くの生徒に利用される校舎の一つである。

三階建てで、それぞれの階に空き教室や自習室などがある中、
一階の最奥に位置する一際広い部屋に、いくつかの人影があった。

川 ゚ -゚)「…………」

まず、クーを筆頭とした生徒会の面々だ。
フォックス、トソン、ミセリ、ヒート、そしてギコがクーの背後に立っており、
ギコの隣にはハインが、落ち着きのない表情でキョロキョロしている。

/ ,' 3「…………」

その隣には学園長であるアラマキが。
彼はポケーっと窓から空を見上げて動かない。
本当にこんなのが学園長なのか、とトソンとギコが半目を向けている。

( `ハ´)「…………」

そして彼らの対面に立つのはシナーだ。
隣にはトソン達と戦った黒布の男と、阿部が並んでいる。



191 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:33:18.48 ID:Fj1ntdjDO
なんとかなりそうだな

192 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:33:35.13 ID:rZvjqMgw0
>>124

川 ゚ -゚)「既に知っているとは思うが、これで地下へ向かう。
     エレベーターはここ以外にもう一ヶ所あるが、今は整備中……、
     ということにしてあるから問題はない」

( `ハ´)「了解したアル。
      地下へ連れて行く者は、そこにいる生徒で良いのカ?」

川 ゚ -゚)「あぁ。 私が信を置く部下だ」

と言ってこちらを振る返る。
フォックスが嬉しそうに笑い、ヒートが自信満々に頷き、
トソンが恐縮そうに身じろぎするのを横に、 ギコは隣に立つハインへと目を向けた。

从;゚ -从「…………」

相変わらず落ち着きがない。
何を気にしているのだろうか。
これから、彼女の目的である地下を見に行くというのに。

(,,-Д-)(まぁ、微妙な状況だから仕方ないか……)

本来なら誰にも知られずに遂行すべき任務だったはずだ。
だというのに、こうして学園側と敵対側の人間に捕捉され、更には一緒に地下へ降りようとしている。
これを彼女の上にいる軍部がどう判断するか、やはり難しいところなのだろう。


193 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:35:11.75 ID:rZvjqMgw0
>>125
しかし解らないことがある。
地下の秘密を知ろうとするのはともかく、その方法がずさん過ぎはしないか。
たった一人の若い女を生徒として編入させ、学園側を誤魔化しながら内部から調査するなど――

( `ハ´)「――地下へ赴く前に、紹介しておくアル」

言うと、黒衣の男が一歩前へ出た。

(   )「…………」

ノハ;゚听)「お前は……確か、えっと、あの、いつかッ! いつか見たぞッ!」

爪'ー`)y-「うん、解らないなら黙ってよう。 夜の屋上、そしてさっきの路上戦闘以来だね」

( `ハ´)「前者はハインリッヒ捕縛、及び偵察のため。
     後者もまたハインリッヒ捕縛のため、露払いを担当してもらったアル」

男が、頭から覆っている黒布を脱いだ。

<ヽ`ー´>「ニダー=アクラル大尉ムニダ。 よろしく頼むムニダ。
      そして、任務とはいえ生徒を危険に晒してしまったことを謝罪するムニダ」

端正な顔立ちの男だった。
シナーより幾分か若そうだが、それでも三十代後半かそこらだろう。
頬に特徴的な部分があり、その目は随分と細く鋭いが、口元には落ち着きのある笑みがあった。

二度も自分に襲いかかってきた男の正体に、ギコは注意深い目を向ける。
微動だにせず背筋を伸ばした格好は熟練した兵士のようで、
あのナイフ捌きを見るに、やはり相当の手練であることは間違いない、と判断する。

194 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:35:50.56 ID:IdPdDFfA0
自然wwww

195 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:36:29.28 ID:rZvjqMgw0
>>131

そんなことを思っていると、

( `ハ´)「任せるアル」

素直に下がったフォックスの代わりに、シナーが操作盤の前に立った。
懐からキーのような鉄片を取り出す。

川 ゚ -゚)「それは?」

( `ハ´)「設定された階層より、更に下へ降りるための鍵アル。
     これを、操作盤の下の部分に――」

近付けると、操作盤の空白部に異変が一つ。
何もなかったはずの場所が自動で駆動し、鍵穴のような小さな空洞を生んだ。
その穴に鍵を差し込み、何の迷いもなく半回転。

ミセ;゚ー゚)リ「わっ、わっ!?」

ノハ*゚听)「うおーッ! なんか揺れたぞッ!」

(;゚Д゚)「なんで嬉しそうなんだよ……」

エレベーターが震える。
同時に電灯が一度だけ明滅するが、
直後、何事も無かったかのように緩やかな降下が始まった。


196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:36:32.88 ID:QkLYkrSgO
つ、繋がった!?

197 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:36:48.10 ID:cyAF6egO0
>>192でミセリの反応がないのは別にミスじゃないんだよね

198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:36:50.29 ID:5faScLxB0
違和感ないな

199 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:37:43.75 ID:t7EvKT8CO
そして物語は再び動き出す

200 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:37:53.06 ID:rZvjqMgw0
やった・・・俺でもやれたよジッチャン!

ホント申し訳ありませんでした
続きいきましょか


>>197
問題ないです

201 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:38:15.31 ID:IdPdDFfA0
>>197
さらに作者を追い込む気か・・・・・

202 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:38:56.71 ID:Fj1ntdjDO
オム涙目ww

203 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:38:57.75 ID:7Di3oinzO
自然過ぎて、ヒートいらなくね?って思えてきたた

204 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:39:11.79 ID:KnIhSP/yO
乙乙支援支援

205 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:39:25.13 ID:lXJzAWJb0
何事も無いようにやりやがったwwww

206 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:40:25.92 ID:F4IdXX5EO
問題解決支援

207 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:40:43.53 ID:Fj1ntdjDO
支援

208 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:40:57.28 ID:rZvjqMgw0
(;゚Д゚)「うぉっ……こりゃ凄いな」

目の前に広がるのは一つの通路。
明かりが無いため奥は見えないが、どうやらかなり長いらしい。
更に天井が高いのか、ギコの驚きの声は僅かな反響を残して消えていった。

やっほー、と叫んでみたヒートが、トソンに小突かれるのを後ろに、
シナーがエレベーター出口脇のコンソールを操作した。

鈍い駆動音がどこかから響く。
すると備え付けられた電灯に光が生まれるが、その明度は決して強いとは言えない。
この通路全体を照らせるほどではなく、

( `ハ´)「気休め程度だが、無いよりは良いアル。
      阿部、後ろは頼んだアル」

N| "゚'` {"゚`lリ「OK」

从 ゚∀从「…………」

(,,゚Д゚)「ハイン、大丈夫か? 気分とか悪くないか?」

从;゚∀从「ん、あ、あぁ、大丈夫だ。 ありがと」

209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:41:08.71 ID:0W14K7Vi0
しえんしえん

210 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:41:09.95 ID:9yO4z1wo0
ヒート=三沢

211 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:42:18.41 ID:rZvjqMgw0
シナーを先頭に移動を開始する一団。
彼らの足音以外は何も響かない通路を、淡々と行く。

爪'ー`)y-「一つ良いでしょうか?」

キョロキョロと周囲を見渡していたフォックスが問うた。
返事はないが、断られもしないので続ける。

爪'ー`)y-「この階層だけ妙に重厚ですが……何か事情でも?」

鉄色の壁や天井、床のことだ。
第一、第二階層とは作りが異なるのか、頑丈な作りになっている。
その様相は地下というより、まるでどこかの軍事基地のようだった。

ただの地下ではない。
歩いて行くにつれ、段々とそんな思いが湧き上がってくる。

( `ハ´)「その理由を説明するには、まずこの都市の歴史から話す必要がある。
     少し長くなるが、良いカ?」

川 ゚ -゚)「歩きついでだ。 構わない」

( `ハ´)「では……。
     先ほど生徒会長が推測していたが、
     この都市の始まりは、今では『プロフェッサーK』と呼ばれる一人の科学者が、
     プラス、マイナスと呼ばれる街都の間にある低山を調査したことから始まるアル」

212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:43:27.26 ID:Cl5II7M70
支援

213 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:43:58.16 ID:rZvjqMgw0
(゚、゚トソン「調査、ですか。 その理由は?」

( `ハ´)「それはワタシにも解らないアル。
     ただ彼女は、何か確信があって調査に乗り出した様子だったアル」

爪'ー`)y-「……あれ? それって約四十年前ですよね?
      どうして貴方が様子なんて知ってるんですか?」

( `ハ´)「当時から、ワタシはあの方の部下だったアル」

言葉に、ミセリが驚いた表情を作り、

ミセ;゚ー゚)リ「え? 四十年前ですよね?
      じゃ、じゃあシナーさんの今の年齢って……?」

从;゚∀从「少なくとも五十とか六十とか、そのくらい……?」

( `ハ´)「言うつもりはないアル。 ただ、そのくらいだと言っておくアル」

/ ,' 3「っていうかワシとほとんど変わらんじゃろ?
   いいねぇ、若く見られるっていうのは。 ワシなんかもうジジイじゃよ」

( `ハ´)「貴様は老け過ぎダ」

決して若くはない風貌だったが、まさかそんなに年老いているとは。
少なくとも四十代くらいにしか見えないシナーの顔は、相変わらずの無表情だ。

214 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:45:10.89 ID:W3ZPEi75O
>> ( `ハ´)「気休め程度だが、無いよりは良いアル。
      阿部、後ろは頼んだアル」
後ろ……ゴクリッ

215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:45:31.28 ID:YkX6gFaOO
支援



216 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:45:41.82 ID:/mwAeM1f0
( `ハ´)「気休め程度だが、無いよりは良いアル。
      阿部、後ろは頼んだアル」

N| "゚'` {"゚`lリ「OK」



( `ハ´)「アッー!!」

217 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:45:44.67 ID:rZvjqMgw0
( `ハ´)「話を戻そうカ。
     『プロフェッサーK』は、この低山を調査することで『とあるモノ』の発見に至ったアル。
     それは今、この世界に広く浸透している技術の開発にも繋がったアル」

(,,゚Д゚)「技術……?」

川 ゚ -゚)「魔法、魔術といった術式のことか。
     そして術式を使用するには機械と、加工すれば魔力という名のエネルギーとなる『魔粒子』が必要。
     つまり、プロフェッサーKが発見したモノというのは――」

( `ハ´)「――魔粒子の超巨大結晶。 彼女は『ルイル』と呼んでいたアル」

低山地下に埋められていた巨大結晶が外界へと通じたため、
この世界には魔粒子が満ち、当然のように技術革命が起きたのだという。
これまで主役であった火や電気や蒸気より効率が良く、何より汎用性の高い術式という技術は、
たった四十余年という歳月で全世界に普及することとなった。

新たな技術が生まれれば、人々の営みは大幅に変わる。
兵器も、武器も、戦術も、移動手段も、通信も、教育も、何もかもが術式によって変革をもたらされた。
先ほど使ったエレベーターも、魔術が無ければ生まれなかったものだ。

(゚、゚トソン「プロフェッサーK……いわば、その人は魔粒子結晶を発見することで、
     この世界に大規模な革命を起こしたのですね」

218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:46:40.48 ID:2Zw9L9gp0
ルイルキタヨー!

219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:46:54.71 ID:/mwAeM1f0
>>214
先を越された…だと…?

220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:47:24.78 ID:MNoFgA5U0
ルイルキター

221 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:47:28.61 ID:rZvjqMgw0
爪'ー`)y-「でも、それだけじゃあ理由にならないですよね?
      ここが厳重に封印されている理由に」

言い、フォックスが靴先で床を叩いた。
硬い音が反響して消えていく。

( `ハ´)「察しが良いアル。 流石は学園の生徒カ」

爪'ー`)y-(まぁ、聞きたいことはそれだけじゃないんだけど)

発見された魔粒子の扱いについても疑問があった。

新たな要素がここまで解析され、誰でも使えるように『術式』として形式化させるには、
研究や実験などを繰り返すための長い時間が必要とされる。

約四十年。
魔粒子が発見され、技術化し、普及するのに掛かった時間だ。
あまりに短過ぎる。

自分が生まれるより前なので書物の中でしか知らないが、
その流れを見るに、フォックスは一つの仮説を持っていた。

爪'ー`)y-(発見から技術化まで掛かった期間が特に短いんだよねぇ。
      まるで技術化するまでの道筋が、最初から解っていたかのような――)

222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:47:42.58 ID:C42qw2DoO
支援

223 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:47:45.54 ID:Fj1ntdjDO
ルイル支援

224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:47:59.29 ID:lXJzAWJb0
阿部に後ろ任せちゃいけないだろwww

225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:48:42.02 ID:/2uhvYfg0
アッー

226 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:49:00.19 ID:rZvjqMgw0
だが、それを今ここで聞いても答えが返ってこないのは解り切っている。

学園地下の秘密を明かす、とだけ言っている以上、
その背後にいる『プロフェッサーK』について口を割りはしないはずだ。

今はシナーの指示に従うのが吉。
フォックスはそう判断している。
そして、と思いながら隣に立つクーを見た。

川 ゚ -゚)「…………」

自分と同レベル、もしくはそれ以上に聡明な彼女なら、
おそらく同じような推論を持っていてもおかしくはない。
その彼女が黙ってシナーの話を聞いているのなら、自分も従うしかないだろう。

シナーの言葉が再び紡がれる。

( `ハ´)「魔粒子の巨大結晶『ルイル』を発見したプロフェッサーKは、
     しかし更に、それ以外のモノまで見つけてしまったアル」

ミセ*゚ー゚)リ「結晶以外の……?」

( `ハ´)「そう。 それこそが地下を作り、そしてその存在を隠匿した理由――」

足を止める。
広い通路が途切れていた。

227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:49:03.52 ID:QhZfQCTX0
いいねいいね

228 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:49:52.03 ID:/mwAeM1f0
プロフェッサーK…
クルト?

229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:50:28.01 ID:NPhNuRzk0
ルイルという名称を知ってる誰かさんか

230 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:50:30.46 ID:rZvjqMgw0
正面には壁。
十メートルはあろうかという高い壁が、シナー達の前に立ちはだかっていた。
しかし薄い暗闇の中でよく見ると、それがただの壁ではないと気付かされる。

从;゚∀从「これは……?」

壁と床、壁と壁の間に僅かな『ズレ』がある。
ただの壁ではなく開閉式の隔壁らしい。

隔壁の表面には、いくつかの文字が刻まれていた。
まず中央部に大きく『10』という数字が、そして床から一メートルほどの高さに、

川 ゚ -゚)「……『bP0 ゼアフォー』?」

ナンバリングと、おそらく名称だ。
よく解らないのでシナーを見ると、彼は一つ頷いた。

( `ハ´)「10という数字は、この壁が10枚目の隔壁であることを示しているアル。
     そしてそこにある『ゼアフォー』とは――」

爪'ー`)y-「この先に封印しているモノの名称、ですかね」

( `ハ´)「そうアル」

言葉に、皆が隔壁を見上げた。

随分と厚そうだ。
個人の力では、どうにも出来そうにない。

231 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:51:39.17 ID:2Zw9L9gp0
21種もキター?

232 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:52:15.51 ID:rZvjqMgw0
ノパ听)「……で、この先へはどうやって行くんだっ?」

( `ハ´)「いや、ここで終わりアル」

生徒達が全員、頭に『?』を浮かべた。

(゚、゚トソン「何故でしょうか? ここは十枚目の隔壁なのでしょう?
     ならば、もっと奥があるはずですが……」

<ヽ`ー´>「この隔壁は――」

言いながら、ニダーが隔壁へ手をついた。
擦るように撫でると、その手の後を追うように小さな光が舞う。

<ヽ`ー´>「内部にある『ゼアフォー』を抑えるため、高密度の魔力を編み込まれているムニダ。
      それが十枚……それだけの魔力隔壁があって、ようやく封印し切れているムニダ。
      ここではほとんど害などないでしょうが――」

ミセ* - )リ「っ!?」

その時、ギコの背後に立っていたミセリが膝を折った。
力無く倒れようとするところを、ギリギリでトソンが抱きかかえる。

(゚、゚;トソン「ミセリ!? どうしたのですか!?」

N| "゚'` {"゚`lリ「まずいな」

(;゚Д゚)「え?」

233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:52:38.03 ID:KnIhSP/yO
二十一種ktkr

234 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:54:01.46 ID:rZvjqMgw0
阿部の呟きに応じるように、ミセリが動いた。
痙攣するように震えたかと思った瞬間、その手がトソンの喉を掴み、

(゚、゚;トソン「!?」

ミセ* ∀ )リ「――きゃは、きゃははははははははははははははは!!!!」

笑いというより、叫び声を上げるミセリ。
いきなりの変貌についていけないトソンの首に、彼女の指が食い込む。
何が起こっているのか解らないのはギコ達も同じだったが、

(;゚Д゚)「ちょ、おい!? 何やってんすか!?」

ノハ;゚听)「止めるぞッ!!」

二人掛かりで引き剥がそうと掴みかかった。

だが、出来なかった。
女の子とは思えないほどの力で、トソンの首を絞め続ける。
ギコは心の中で謝りながら、脇下から腕を通して引っ張るが、それでもびくともしない。

川 ゚ -゚)「ミセリ……!」

爪;'ー`)y-「ちょっと遠慮してる場合じゃないよね、これ」

更に二人加わる。
クーは腰を、フォックスは腕を掴み、四人掛かりで引き剥がす。

235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:54:01.71 ID:ZR/75oCVO
急展開ktkr
支援

236 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:54:05.02 ID:cyAF6egO0
ゼアフォーは感情関連の21種なのかな

237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:54:31.69 ID:d/+7f9R30
二十一種キターーー

238 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:55:29.93 ID:rZvjqMgw0
(゚、゚;トソン「ぐっ……!」

ようやく手が離れた。
信じられないといった表情のトソンが尻餅をつき、激しく咳き込む。
しかし安息も束の間、三人で抑えられているミセリの首がグルリと動き、ギコを見て、

(;゚Д゚)「え――」

ミセ* ∀ )リ「お前も――!!」

早い。
あのクーですら反応出来ない速度で、その華奢な腕がギコの首へと走り、

( `ハ´)「…………」

直前、シナーの鋭い手刀がミセリの首を打った。
電流を流されたかのように身を強張らせたミセリが、そのまま地面に崩れ落ちる。

一瞬でも遅ければトソンと同じようになっていた事実に、ギコは粘るような汗を頬に感じた。

239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:55:39.10 ID:QkLYkrSgO
おなごはマズいか

240 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:56:42.74 ID:rZvjqMgw0
(゚、゚;トソン「ぐっ……!」

ようやく手が離れた。
信じられないといった表情のトソンが尻餅をつき、激しく咳き込む。
しかし安息も束の間、四人で抑えられているミセリの首がグルリと動き、ギコを見て、

(;゚Д゚)「え――」

ミセ* ∀ )リ「お前も――!!」

早い。
あのクーですら反応出来ない速度で、その華奢な腕がギコの首へと走り、

( `ハ´)「…………」

直前、シナーの鋭い手刀がミセリの首を打った。
電流を流されたかのように身を強張らせたミセリが、そのまま地面に崩れ落ちる。

一瞬でも遅ければトソンと同じようになっていた事実に、ギコは粘るような汗を頬に感じた。

241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:58:17.30 ID:oGBEmyp/0
憑かれたか?

242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:58:24.49 ID:MNoFgA5U0
支援

243 : ◆BYUt189CYA :2009/03/01(日) 23:58:41.11 ID:rZvjqMgw0
(;゚Д゚)「い、今のは……」

( `ハ´)「これが今言った『害』アル。
     プロフェッサーKが言うには、ゼアフォーの放つ何かが人間の感情を暴走させるらしい。
     こうして魔力隔壁で封じても、その余波はこうして付近の者に影響を与えることがあル」

川 ゚ -゚)「……ヤミツキ、か」

从;゚∀从「ヤミツキ?」

(;゚Д゚)「あ、そうか……ハインはまだ遭遇したことがなかったっけ。
    ヤミツキってのは、この都市でたまに起きる怪奇現象だ」

二年に上がる前日に起きた事件が記憶に新しい。
コリンズという一般教養学部の生徒が、いきなり狂ったようにナイフを振り回していた事件。
あの後、目を覚ました彼は何も覚えておらず、今では普通に学園生活を送っている。

この怪奇現象は、学園都市の設立時から続いていたらしい。
月一ほどのペースで生徒が狂気に駆られ、事件を起こす。
対応は学園生徒会に任されており、ギコ達からすれば『いつもの事件』だったのだが、

川 ゚ -゚)「成程な。 地下が原因だったのか」

( `ハ´)「これでも厳重に封印を施しているはずなのだが……見直しが必要カ」

(゚、゚;トソン「いきなり過ぎて反応が……けほっ、けほっ。
      すみませんでした」

244 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:59:36.53 ID:oGBEmyp/0
支援

245 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/01(日) 23:59:43.00 ID:/mwAeM1f0
なるほど、アレがコレなのか

246 : ◆BYUt189CYA :2009/03/02(月) 00:00:18.48 ID:6n42YYzr0
川 ゚ -゚)「いや、あれでは私が狙われていても反応出来たかどうか。
     さて……困ったな。 このまま置いておくことも出来まい」

N| "゚'` {"゚`lリ「俺が彼女を運んでおこうか」

言い、阿部がミセリを抱きかかえた。

N| "゚'` {"゚`lリ「どうせ俺は部外者みたいなものだからな。
        話に参加するつもりもない。 保健室まで連れて行ってやろう」

川 ゚ -゚)「……信用出来るのか?」

( `ハ´)「確かに変人だが、女性に手を出すようなことはしないはずアル」

N| "゚'` {"゚`lリ「当たり前だ。 俺は男が好きだからな」

(;゚Д゚)(なに堂々と言っちゃってんのこの人……)

背中に薄ら寒いものを感じるギコ。
先ほどから感じる妙な悪寒は、この空間に満ちた空気のせいだけではなかったのかもしれない。


247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:00:48.64 ID:u8PT3tjb0
阿部wwwwwwwwwwwww

248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:01:03.27 ID:7rNptx1g0
さすが阿部さんwそこに関しては信用が厚いww

249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:01:29.08 ID:roLBvdNDO
学園都市って響き良いよな
筑波大とかそんな感じ

250 : ◆BYUt189CYA :2009/03/02(月) 00:01:55.64 ID:6n42YYzr0
(゚、゚トソン「……阿部、と言いましたね」

N| "゚'` {"゚`lリ「うん?」

(゚、゚トソン「無いことを願いますが、もしミセリに手を出したり害を為したりすれば――」

喉を押さえながら、

(゚、゚トソン「――全力で貴方を殺します。
     貴方が何者であろうとも、必ず」

N| "゚'` {"゚`lリ「……それほど大切な友人なんだな?」

(゚、゚トソン「えぇ」

N| "゚'` {"゚`lリ「ならば任せてもらおう。
        そういった『善の仕事』は俺が最も得意とする任務だ。
        たとえ途中で魔物や竜が出ようとも、必ずこの子を無事に地上へ届けることを約束する」

そこに変態の面影はなかった。
非常に男らしい、真剣な表情で言う阿部に、トソンは小さく頷く。

本当は自分がついていってやりたいのだろうが、
生徒会メンバーとして、地下の秘密を知っておきたい気持ちが強いのだろう。

褒められる行動ではないのかもしれないが、しかし責められる者などこの場にはいなかった。


251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:02:23.45 ID:VkUx7gX1O
流石wwww

252 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:03:27.56 ID:viR3rb7S0
>>245
アレがコレっつてもあんま出てこなかったから驚かないな。

253 : ◆BYUt189CYA :2009/03/02(月) 00:04:06.47 ID:6n42YYzr0
悠々と来た道を引き返す背中を見送り、クーは吐息。

川 ゚ -゚)「……話を戻そうか。
     この先に行けないとするなら、どうするのだ?」

( `ハ´)「それは先ほどの話に繋がるアル。
     この地下だけが重厚に作られている理由に」

爪'ー`)y-「ゼアフォーとやらを封印するための強化……とはまた異なる理由がありそうですね」

( `ハ´)「説明するより見た方が早いかもしれんアル。
     そこにもう一つ扉があるのが見えるカ?」

指さす方向を見れば、確かに扉がある。
両開きの鉄扉は、ずっと使われていなかったせいかボロボロだ。

ノパ听)「? 何があるんだっ?」

( `ハ´)「扉を開けてみれば解るアル」

爪'ー`)y-「んじゃ、我が学園生徒会長にお任せしようかな?」

川 ゚ -゚)「ふむ」

クーが扉の前に立つ。
隔壁に比べて、嫌な気配は何一つしない。

ほとんど迷う素振りも見せず、クーは扉を押し開いた。

254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:05:21.90 ID:yZF/m7i30
支援

255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:09:22.97 ID:yOWE4WshO
ゼアフォーは何にとりついてるか気になる支援

256 : ◆BYUt189CYA :2009/03/02(月) 00:10:01.02 ID:6n42YYzr0
金属が軋むような音を立て、徐々に開いていく鉄扉。
押し開いていくクーに続き、ギコ達も中を覗き込もうと身を寄せる。

(,,゚Д゚)「おぉ……?」

真っ暗だった。
ただ、声の反響からしてあまり広くはない部屋のようだ。
室内に入っていくクーに続き、皆も入ろうとして、

川 ゚ -゚)「!?」

いきなり光が来た。
壁や天井、床までが一気に光を生み、部屋全体を照らし尽くす。
一斉に身構えた生徒会メンバーだが、それ以外に何もないことを確かめ、そして見る。

部屋の中央に、誰かが立っていた。

爪 - -)

女性。
騎士の格好をした女性が、目を伏せ、両手を前で組んで立っている。
何事かと身を見張る中、その女性が顔を上げた。

そして口を開く。


爪゚ -゚)「――ようこそ、要塞都市VIP……その武力の中枢へ」


その目覚めは、後に都市を大きく揺るがすこととなる一つのきっかけであった。

257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:10:38.84 ID:WlaOQ0WfO
眠いけど支援

258 : ◆BYUt189CYA :2009/03/02(月) 00:11:17.94 ID:6n42YYzr0
というわけで、二十一話終了

もうホントごめんなさい
それだけしか言えない

259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:11:21.16 ID:viR3rb7S0
支援

260 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:11:26.47 ID:t+KSRwLB0
支援

261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:11:45.70 ID:gw5+sA1xO
ジェイルktkrw

262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:11:48.47 ID:ZNgITR/2O
乙!

263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:11:49.93 ID:9aykwLoh0
乙!

264 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:11:53.13 ID:4fS7Grms0
乙!
ジェイル?ジェイルなの?

265 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:12:08.92 ID:ti5uD/R8O




266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:12:36.91 ID:WlaOQ0WfO
乙!

267 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:12:51.98 ID:Nqv66IQeO
乙華麗!

268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:12:57.57 ID:Fm8m97KFO
乙!

269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:13:28.91 ID:JOa7A4iJ0
ジェイルとリトガー…


270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:13:39.38 ID:FXpBckrR0
乙!

271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:14:03.30 ID:kZspEYmGO


272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:14:03.56 ID:VkUx7gX1O
乙乙
ジェイルktkr!

273 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:14:34.21 ID:1JRhV79oO
大儀であった!!

274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:14:55.19 ID:r+kktbw7O
作者乙
次回もwktk
おやすー

275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:14:57.36 ID:viR3rb7S0


276 : ◆BYUt189CYA :2009/03/02(月) 00:15:25.99 ID:6n42YYzr0
ちなみにここ最初の断章に繋がっておったり


>>261
今回はジェイルではないぞぉジェイルでは


あと一話か二話くらいで下巻終了です
次回から、次回からちゃんとします・・・!

277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:15:27.87 ID:u8PT3tjb0
ジェイルキタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─

278 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:16:04.22 ID:4dAAmC+hO
俺の嫁ktkr!!

279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:16:14.61 ID:FH97ywWIO
リーゼかレーゼかな

280 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:16:40.36 ID:jupCdElS0
オムさんはえぇなぁ

281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:16:40.48 ID:u8PT3tjb0
ジェイルポジションはスズキだと思ってたが・・・・w
モララーの取り合いフラグかこれ?

282 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:16:49.02 ID:aKqQ4II/0
下巻の下ってなんだ

283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:16:57.01 ID:JOa7A4iJ0
>>276
同じ場所なのはなんとなく気づいてたが、『感情』って言ってるんだな、ここで

284 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:18:06.69 ID:viR3rb7S0
質問おk?
ネタバレになりそうなのだけど。

285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:18:17.84 ID:gw5+sA1xO
全体の何パーセントくらい終わったんだ?

286 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:20:43.25 ID:WlaOQ0WfO
来週の投下予定は?

287 : ◆BYUt189CYA :2009/03/02(月) 00:20:49.03 ID:6n42YYzr0
も、もうまとめられてる・・・!?
ありがとうございまして御手数おかけしてすみません・・・!
ホント感謝です


>>282
個人的に
一話〜十四話=Tの上巻
十五話〜二十○話=Tの下巻 みたいな感じです

>>284
おk

>>285
10%とかそんな感じかも

288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:21:26.64 ID:gw5+sA1xO
先長すぎワロタwwwww

289 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:21:31.77 ID:JOa7A4iJ0
まったく根拠のない予想なんだけど、ザンヌ=ヒッキー?

290 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:21:54.26 ID:IpDfxerE0
10%ワロタwwwwwwwww

291 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:22:08.06 ID:kLszrlaz0
オムライス貴様見ているなッ!

プロフェッサーKって他のにも登場するぐらい重要人物?

292 : ◆BYUt189CYA :2009/03/02(月) 00:24:58.10 ID:6n42YYzr0
>>286
まったく不透明です
ごめんなさい

>>289
NO!

>>291
秘密です


ちなみに2巻は上・中・下巻に分かれる予感が
それが終われば三年生編にいけるはず・・・

293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:25:12.17 ID:bb/HVkq80
二十一話やって10%だと・・・ゴクリ

294 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:25:42.94 ID:JOa7A4iJ0
ちょっとまて二百話とか前代未聞だろwwwww

295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:25:45.93 ID:gw5+sA1xO
果てしなく長いなw

296 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:26:20.91 ID:aKqQ4II/0
進級するんだ意外だ

297 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:27:02.51 ID:FH97ywWIO
アルファ並wwwwww

まあシリーズ全話合計したら、既にアルファ超えてんのかな

298 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:27:55.47 ID:JOa7A4iJ0
>>297
ポケマスで既に百話あるんだよな…
ありゃシリーズじゃないが

299 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:27:55.73 ID:viR3rb7S0
前スレでクーは『まだ』十七連を使えないといっていたが、まだという事は使えるようになるのか?
後々使えるようになるのなら十七連はダイオードがつかっていたのでクーはダイオードに殺されるのか?

300 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:28:02.33 ID:u8PT3tjb0
質問だがクルトのローマ字のスペル教えてくれww

301 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:29:50.65 ID:F7LVBGKgO
オムはやすぎwwwwwwww

302 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:30:57.36 ID:WlaOQ0WfO
二巻終わったら・・・
つまり50話くらいでクー卒業しちゃうのか・・・

303 : ◆BYUt189CYA :2009/03/02(月) 00:33:16.97 ID:6n42YYzr0
あ、でも序盤は特に丁寧にやろうと思ってたりしてるので
そこ越えたら一気に年月進んだり、説明省けるので圧縮されたりするかもしれません
摘み食い的な


>>299
後々をお待ち頂ければ、と

>>300
え?えぇ・・・?
・・・KURUTO?

>>301
6th-W『ギルミルキル』所持者だと睨んでいます

304 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:36:17.07 ID:u8PT3tjb0
>>303
!!!!!!!!

やはりそうか・・・

オムさんギルミルキル所持者かwwwwwwww

305 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:37:12.53 ID:hsw2dtjuO
21種とかルイルの細かい設定、というか前作の話を細かく覚えてないのは俺だけじゃないはず

306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:38:50.26 ID:4wOSifk3O
>>303
足でタイピングするんですね。わかります。

307 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:40:16.40 ID:Fm8m97KFO
これで10%とか先が見えないww



どうでもいいけど、終わクロと都市シリーズならどっちが読みやすいんだろうか。

308 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:41:54.19 ID:u8PT3tjb0
>>305
21種は21種の天変地異?と21人の人間(魂?)のこと

ルイルは魔力の元になる奴?
どの世界にも純正ルイルが存在して文明に大きな役割をもたらす

だっけ?

309 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:42:54.20 ID:aKqQ4II/0
>>304
ローマ字だからKURUTOってことなのかと思ったJORUJUみたいな

310 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:43:06.20 ID:V9wMVv7KO

色々と面白かったぞw

311 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:45:22.16 ID:JOa7A4iJ0
>>308
天変地異なんて書いてあったか?
それと、大きな役割をもたらすと決まってるわけじゃなくね? btcmでは見つかってすらいないし

312 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:45:52.41 ID:FPUxGTJ9O
ポケマスってなに?

313 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:46:25.50 ID:u8PT3tjb0
>>309
ローマ字というかスペル?だねww

そうそうそんな感じwwww

314 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:47:37.95 ID:viR3rb7S0
>>311
俺はアスキーアート計画で21種ができたと思っている

315 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:48:38.37 ID:fe4P6yI0O
アスキーアート計画ってなんすか?

316 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:48:46.80 ID:bkyf/yheO

>>307
終わクロのほうが初心者向けだというのが通説
そもそも都市は滅多に売って無いが

317 : ◆BYUt189CYA :2009/03/02(月) 00:49:39.16 ID:6n42YYzr0
>>305
・・・俺も(ry
わざわざテキスト作ってて良かったマジに!

都市シリーズが短い理由を今更ながらに理解
そこらへんも考えて作らないといかんかったのかのー

>>307
現代舞台でライトなのを読みたいなら終わクロ
容赦無しのお手軽クロスオーバーを読みたいなら都市シリーズ

>>308
>21種は21種の天変地異?と21人の人間(魂?)のこと
クー生きでは似た感じで伝えられてますね
21の人間かは想像に任せます

ルイルはそれでおkです
必ず一つ大きなのがあって、それを見つける=魔法文明開始みたいな
だから自分らがいる世界じゃあルイル見つかってねーですね

>>313
スペル?決めてないですねー


よし、寝よう
全てを忘れて寝よう
明日から頑張ろう

読んでくれた方、本当にありがとうございました!
んでは

318 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:50:03.51 ID:4BZGzniVO
読みオワタ乙なんだぜ

319 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:50:09.37 ID:u8PT3tjb0
>>311
言い方間違えたな・・・天変地異じゃなくて異常物体・生物だった

確か機械世界はルイルを後で見つけたので機械が発達して魔法世界はその逆で・・だった気がする

320 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 00:53:23.48 ID:u8PT3tjb0
乙!
次回も期待してるぜ!

321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 01:00:37.03 ID:Fm8m97KFO
>>316>>317

なるほどサンクス
とりあえず終わクロの@巻を読み終わってたから、まずはそっちから読破するぜ

改めて作者乙!

322 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 01:04:01.96 ID:Y5XE+MZ40
乙でした!

323 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/03/02(月) 01:05:39.12 ID:6M1keya2O
支援

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