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( ´_ゝメ)パラドックスが笑うようです

1 : ◆UhBgk6GRAs :2009/08/01(土) 01:31:01.31 ID:COSnz/v20
二話投下します


纏め様
ttp://nanabatu.web.fc2.com/boon/paradox_scorn.html
ttp://vipmain.sakura.ne.jp/574-top.html


量はそんなに多くないと思いますが、遅くなります。眠たかったら無理しないでよかとよ

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:32:11.82 ID:cu9suNPKO
久々だなぁ支援!

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:34:09.93 ID:0Hh07dCj0
今から寝るのに!とりあえず一回だけ支援!

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:34:13.48 ID:8+IPwzUtO
リアルタイム初遭遇!

応援してます!!!!

5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:35:06.03 ID:COSnz/v20

 パダ山脈を全て見渡せる崖にテントを張った。
ここがパダ山脈で最も高い場所であり、世界で一番空に近い場所だ。

 しばらくの間、ここで休もうと決めた。
ツンはなにも言わず、了承してくれた。

 クーの容態は今までで一番最悪最低だ。
ドラゴン相手に魔法を使った日から三日間、高熱によってずっとテントの中でうなされていた。
目を覚ましたあと、視力を完全に無くし、手足の神経が死んでいるのがわかった。

 なにも聞こえない、なにも見えない、深淵の暗闇の中で、彼女はなにを思うのだろう。

 ごめんよ、ごめん。ごめんなさい。本当にごめんなさい。
あなたを旅に連れ出してしまってごめんなさい。
幸せにしてやれなくてごめんなさい。
謝罪の言葉すら伝えられなくて、ごめんなさい。

 おまえは俺を憎んでいるのかな。ごめん。ごめんよ。
憎しみを伝える方法すら、おまえには残されていないんだ。

 クーの声が聴きたい。なんでもいい。罵倒でもいい。
心細くて死にそうだ。


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:35:51.34 ID:Ay+brOYT0
きたあああああ!
支援!

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:36:24.66 ID:COSnz/v20













#25

*――ストロングマシン――*




8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:37:46.70 ID:COSnz/v20

 クーの食事は全て流動食にする必要があった。
固形のスープの素があるので、食べられる雑草を切り刻み、スープを作って飲ませる。
肉食で大食いだった彼女の面影はもう無い。

 手が動けば手話が使えるのだが、彼女の手足は血の巡りが無くなり、黒く変色している。
会話などは不可能で、うなり声を聴いてこちらから意志をくみ取るのが精一杯の状態だった。

 無理に動かそうとすると体が痛むらしいので、ずっと寝たきりのままにしておく他無かった。
よだれや痰が喉につまるときがあるので、2時間に一回は喉に指を突っ込んで、とってやらなければならなかった。
用を足すときはスカートと下着を脱がし、尻の下に草を積んだ簡易トイレを敷いて済ませた。
草はいつも血の色で染まった。

 近くに小さな泉(大きな水たまりだろうが)があるので、水の補給には困らなかった。
一日に一回そこから汲んだ水を沸かして、クーの体を拭いてやった。
食べて寝て出すだけの彼女を、少しでも人間らしい姿にしてやりたいという気持ちがあった。
大きなお世話よ、と彼女は言って、俺の肩の辺りを殴るんだ。昔なら。

 全く動けなくなったら、体の肉がますますそげ落ちていった。
目はくぼみ、白くみずみずしかった肌は乾いてかさつき、所々ひび割れていた。

 一番辛かったのは食事をさせるときだった。
体を起こし、スプーンを使って口元にスープを持っていくのだが、二回に一回はむせてスープをはき出すのだ。
苦しいのはわかるが、食べないとますます弱るだけだ。
動けない人間に無理矢理ものを食べさせるというのは、何度やっても慣れなかった。

 もう一週間ほど寝ていないが、とても寝られる心境では無い。
目を瞑ると、自分が暗闇の中に呑まれるようで、眠気が全く起こらないのだ。
夜はツンと交代で見張りをしているが、今モンスターに襲われたら簡単に死んでしまう気がする。


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:41:21.24 ID:kVtr25ibO
寝ようと思ったのに……
支援

10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:42:00.59 ID:Ay+brOYT0
クー……

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:42:42.38 ID:COSnz/v20

 いっそ殺された方が楽だろうなんて時々考える。
馬鹿な考えだとすぐ否定するのだが、時間が経ったらまた同じことを思うのだ。
肉体より精神の方が衰弱していた。


*―――*


 極細の月が弧を描く夜だった。
岩がむき出しになった地面の上で、どこを見るでもなく膝を抱えて座っていた。
崖の下から山の向こうまで、夜の闇が広がっている。
加護の力を使えばもっとましな景色が見えるだろうが、余計な体力は使いたくなかった。

 自分に近づいてくる足音を察知し、脇に置いていたコテツを握りしめた。
振り返った先、オレンジ色のたき火の向こうにツンがいた。テントの前で、こちらに向かって手招きしている。

 一応見張りという仕事があるが、この辺りにモンスターはいないんじゃないかと思ってきところだった。
手招きに応じ、彼女を追って一緒にテントの中へ入る。
狭いテントの中で、半分を占領して眠っているクーの横に俺たちは腰を下ろした。

ξ゚听)ξ「眠れなくてな。少し話でもしようかと」

 テントの中に集まったのは、クーに異変が起こったとき、二人ともテントの外にいるとまずいからだろう。
火打ち石を使って、ランプに明かりをつけた。穏やかな光がテントの中を包んだ。


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:43:26.15 ID:/48F+fIrO
目頭が熱いんだがなんで? ねえ・・・・

13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:43:39.09 ID:COSnz/v20

ξ゚听)ξ「最近、食べてるか」

( ´_ゝメ)「……ああ。クーよりはな」

ξ゚听)ξ「いざというときに力が出せないようでは困る」

( ´_ゝメ)「すまん」

 クーの髪を撫でた。
閉じた瞼が微かに動いたが、起きているかどうかはわからない。

ξ゚听)ξ「以前にも聞いたが、闇鴉は子供の姿をしていたらしいな」

( ´_ゝメ)「ああ。ほんの10歳くらいの少女に見えた」

ξ゚听)ξ「とても信じられんことだが、あまりにも嘘くさすぎて逆に信じる気になってしまうよ。
      あれだけの殺戮を一人で実行出来るのだから、普通でなくて当然だろうし」

( ´_ゝメ)「ん……ああ。そうだな」

ξ゚听)ξ「十五番隊は、聖騎士団の中では下位兵士が多い部隊だが、決して弱くない。
      特に隊長は武闘大会でも上位に食い込む実力者だった。
      私は今でも、あの夜の出来事を思い返し、寒気を感じる。悪夢の夜だった」

 あの夜とは、ツンが属していた第十五番隊が闇鴉に襲われた夜のことだろう。


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:47:14.52 ID:COSnz/v20

ξ゚听)ξ「おまえは私のこと、強いと思うか?」

( ´_ゝメ)「ひいき無しにそう思うよ」

ξ゚听)ξ「ありがとう。でもな、私は総勢500を越える聖騎士団の中でも、一番弱いんだ。
      聖騎士団に入れたのは、私がか弱い女だからなんだよ」

( ´_ゝメ)「どういうことだ」

ξ゚听)ξ「政策の一つだと聞いたことがあるが、詳しい事情は知らない。
      かいつまんで話すと、神官連のイメージアップの為に私は聖騎士団に入団出来たんだ。
      女でも地位と名誉ある騎士になれると。それで男女平等をアピールしたかったんだろうな」

( ´_ゝメ)「なるほどな」

 ツンが自分のことを特待騎士と紹介したのを思い出した。
あまり気に留めていなかったが、そういう経緯があったのか。

ξ゚听)ξ「私が選ばれたのは、珍しい女の騎士で、そして神官連に対し忠誠を誓っていたからだ。
      でも私はこれをチャンスと考えた。法王様に直接貢献出来るのは、神官と聖騎士団だけだからな。
      そしてただのマスコットとしての騎士ではなく、手柄を立ててちゃんと仕事が出来るのだと認められたかった。
      実際は隊を全滅させられ、戦いに参加しなかった私だけが、生き残った」

( ´_ゝメ)「どうしてその日は闘えなかったんだ?」

ξ゚听)ξ「それは……」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:48:22.16 ID:COSnz/v20

 口をつぐんだツンは、落ち着き無く視線を這わせた。
「私がか弱い女だからだ」とだけ言い、話を続けた。

ξ゚听)ξ「選ばれた戦士だと思っていたが、この様じゃそれは間違いだったみたいだ」

( ´_ゝメ)「生き残ってラッキーだったと思うしかない。功績はこれから勝ち取ればいい」

ξ゚听)ξ「そうしたいが、聖騎士団にはもう戻れないだろうし、正直先が見えない状態だよ」

 ランプの火が不安定にちらついた。
消え入りそうな火が、か細い光を点滅させた。

ξ゚听)ξ「信じられないことばかりが起こる。
      人生を捧げるつもりで聖騎士団に入団したのに、今ではこうやっておまえと旅をしている。
      いいか悪いかは別として、人生はなにが起こるかわからないものなんだな」

( ´_ゝメ)「予定通りにいく方が珍しいもんだ」

ξ゚听)ξ「今ではそう思うよ」

( ´_ゝメ)「剣術は誰から習ったんだ?」

ξ゚听)ξ「母様が雇った専属の先生がいた。
      ただ教えるのは上手いが、実戦経験が無い人だったから、実力はさほどでも無かったよ。
      聖騎士団に入団してからは、幼なじみによく剣の相手をしてもらった」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:48:55.86 ID:jv7g3kiU0
支援

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:51:52.84 ID:COSnz/v20

( ´_ゝメ)「おまえの剣の相手が出来るとなると、その幼なじみも聖騎士団のやつか?」

ξ゚听)ξ「そうだ」

 テントの入り口の隙間から、ツンは空を見上げた。
星を見ているのではなく、もっと遠くの光景を見ているような目つきだった。

ξ゚听)ξ「第十五番隊隊長、ブーン。剣聖と言われ、若くして部隊長に昇格した男だ」

 十五番隊ということは―――そういうことなんだろう。
先を聞いていいものか迷ったが、ツンは構わず続けた。

ξ゚听)ξ「小さい頃はよく一緒に遊んでいた。子供らしい遊びもしていたが、剣を使ったチャンバラごっこが一番楽しかったな。
      ブーンは聖騎士団に入るつもりは無いと言っていたが、彼が18歳のとき、強引にスカウトされた形で入団した。
      私は祝杯を上げたよ。素直に嬉しかった。私の勘違いでなければ、彼も嬉しそうにしていた」

( ´_ゝメ)「おまえも一応スカウトで入ったんだろう。聖騎士団は向こうから誘われて入るものなのか?」

ξ゚听)ξ「いや、通常は厳しい入団テストをパスし、適性検査を合格したものだけが入団出来る。
      アカデミーと呼ばれる騎士学校の推薦があれば少し入りやすくなるが、それでも実力で席を勝ち取らなければならない。
      ブーンは例外で、私は例外中の例外だ。違うのは彼が本当に強い騎士だったということ。
      十五番隊ではなく、さらに上位の騎士たちが集う隊に入隊出来る話も上がっていた。
      私と違って彼には栄光の未来があったんだ。もちろん他の隊員にもだ。それらを全て闇鴉は奪った。
      許されるものではない」

 闇鴉の話になると、ツンはいつも熱くなる。
彼女の憎しみは傍にいる俺にも届き、敏感な右の背中がうずくのだ。
今にも黒く染まった翼を羽ばたかせ、闇の中へ飛んでいこうとするように。


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:52:07.47 ID:Ay+brOYT0
支援だ!

19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:52:54.46 ID:COSnz/v20

( ´_ゝメ)「ブーンという男は、どんなやつだったんだ?」

ξ゚听)ξ「ブーンは……」

 テントの中を行き来していたツンの視線が、がっちりと俺に向けられた。
ツンがそそくさと目を逸らしたことで、若干気まずい空気になった。

ξ゚听)ξ「お人好しだった」

( ´_ゝメ)「酷いな。優しいって言えばいいのに」

ξ゚听)ξ「他人の為に自分を犠牲にして、それを何でもないように振る舞うやつだったよ。
      とにかく大きなやつだった。計り知れないエネルギーを持っていた。
      一度話しただけで気を許してしまいそうになる雰囲気も持ちあわせていた。
      そして何度も言うように、人並み外れた剣才の持ち主だった。
      今思えば、私は彼に憧れて騎士を目指したんだろう。
      自分の夢だとばかり思っていたが、彼を追うことに夢中だった自分がいた」

( ´_ゝメ)「恋愛感情は無かったのか?」

ξ゚听)ξ「無かった」

 その言葉のときだけ、また俺の目を見返すようにのぞき込んだ。
否定したいのは俺の言葉ではなく、俺の瞳に映っているだろう彼女自身かもしれない。

ξ゚听)ξ「……と思う。今となっては、もうわからない」

( ´_ゝメ)「すまん。喋りすぎた」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:53:05.96 ID:jv7g3kiU0
シエンヌ

21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:53:56.73 ID:COSnz/v20

ξ゚听)ξ「いいよ。気持ちの整理はついている。
      少し夜風に当たってくるぞ。テントからは離れないようにする」

 火のついたランプを手に持ち、ツンはテントから出ていった。
ランプの光がツンを追うように外へ逃げていく。テントの中が薄暗い濃紺色の闇に染まった。
思わずクーの手を握った。闇は怖い。見えないというのは、凄く怖い。

 「兄者。強いってなんだろう?」

 少し離れた場所から、テントの壁ごしに声が聞こえた。
ツンにしては抽象的で、具体性の無い質問だった。
彼女はこういう質問に関しては、言うのも答えるのも苦手なはずだ。

( ´_ゝメ)「俺にはわからない。強いやつに訊いてくれ」

 「私は強くなりたい」

( ´_ゝメ)「今よりもか?」

 「どれくらい、とかはわからない。でも、大切なものを護れるくらいに強くなりたい」

 心臓を鷲づかみされた気分だった。
動悸をこらえる為に、服の上から手で胸を押さえつけた。

 「おまえは自分のことを責めて、楽になろうとしている」

 しばらく間が空いてからツンは続けた。
声の方向はこちらを向いていた。


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:55:23.14 ID:kVtr25ibO
支援

23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:56:36.66 ID:COSnz/v20

 「全て自分の責任にして、今までの旅を丸ごと否定しようとしている。そうだろ?」

 動悸は依然収まらず、さらに酷くなっていった。
冷や汗が滴り落ちた。頭痛もした。

 「クーちゃんは、おまえと出会えたこと。おまえに出会ってから今までの全てを受け入れていた。
  そしてこれからの運命も覚悟していた。おまえは彼女の苦しみから逃げるつもりなのか?」

( ;´_ゝメ)「おまえになにがわかる……。憎んでいるに決まっているだろ。耳を失った。目を失った。手足を失った。
       奪ったのは俺だ。受け入れられる訳ないだろうが」

 「彼女を信じられないというのか? いや、おまえが疑っているのはおまえ自身だろうな」

( ;´_ゝメ)「へえ……おまえが女である自分を嫌うようにか?」

 「おまえと言い争うつもりは無いよ」

 クーの手を握っている腕に力が入っていた。
慌てて手を離し、クーの手が何ともないか丁寧に調べた。

 「でもな、彼女がおまえを憎んでいるということは絶対に無いよ。むしろ反対だ。
  彼女はおまえのことを全力で愛している」

( ;´_ゝメ)「どうしてそんなことが言えるんだ。女同士だからわかるとでも?」

 「それもあるが、忘れているのか?」


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:57:54.78 ID:COSnz/v20

( ;´_ゝメ)「なにを?」

 「おまえが彼女といて、一度でも左目が反応したことがあるか? 無いだろう。そういうことだ」

 レイジは憎しみに対して反応を起こす。
とっさに左目を押さえた。癒着した傷に触れるだけで、なんの反応も感じなかった。

 反応を起こしたのは右目だった。
石のように丸くした体から、ダムが土石流で決壊するように目から涙があふれ出た。
冷たく凍りついた体が火をつけられたように熱くなってきた。

 クーを想う気持ちは誰にも負けないつもりだった。
実際は、見えていたはずの彼女の気持ちから目を背けていたのだ。

 本当に辛いのは彼女なのに、自分の方が不幸になったみたいに取り乱して。
本当に泣きたいのは彼女なのに、自分ばかりが涙を流して。
こんな救いがたい自分を受け入れてくれた彼女すら否定して、俺はなんの為に旅をしていたんだ。

 強く生きたいと感じた。そして彼女にも生きて欲しいと思った。
諦める手段を探すよりも、一生をかけて彼女を愛そう。
苦しみも悲しみも全てひっつかまえて、同じように愛してしまえばいい。

 「クーちゃんは強いな。私たちでは到底足下にも及ばない。なあ、そうだろ?」

(  _ゝメ)「ああ……」

 「兄者。一緒に強くなろう。さあ、もうすぐ新月だ。モンスターが騒ぎ出す頃だぞ。
  少し休め。眠れなくても目を瞑って横になるだけでいい。見張りは任せておけ」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:57:55.53 ID:jv7g3kiU0
シェン

26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 01:59:20.93 ID:COSnz/v20

(  _ゝメ)「すまん……」

 クーの隣に寄り添って体を寝かせた。
涙はまだ止まらなかった。目を瞑ると、毛嫌いしていた暗闇が視界を覆った。

 闇の向こうから、クーの体温と吐息を感じる。
暗闇が、気がつけば彼女の暖かい気配に満ちていた。
心地よい闇に抱かれて、意識が落ちていった。


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:00:02.88 ID:COSnz/v20


#ストロングマシン

終わり



28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:01:42.69 ID:COSnz/v20

 別れの瞬間は、どうしてこうも愛おしい。


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:01:51.77 ID:kVtr25ibO
もう一話頑張れ支援

30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:02:00.06 ID:jv7g3kiU0
紫煙

31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:02:03.57 ID:eZBH54ciO
痛々しい………

支援

32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:02:23.42 ID:COSnz/v20













#26

*――生きた彗星の物語――*




33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:03:54.47 ID:eZBH54ciO
支援

34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:04:20.96 ID:MazSsqm10
支援  え?

35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:04:21.07 ID:COSnz/v20

 同じ場所から日が昇り、同じ場所へ沈んでいく
崖から見える景色に変化は見つけられない。

 クーが寝たきりの状態になってから、十日が過ぎていた。
昨日の月の様子からすると、今日は新月のはずだ。
輝く星が夜空を埋め、世界を包み込む日だ。

 今日はなにかが起こる気がした。
いつもは聞こえない鳥のさえずりに気がついたり、嗅いだことのない匂いが風に運ばれてきたりした。

 そわそわしていたのは俺だけではなく、ツンもそうだった。
珍しく剣の素振りを途中で止め、首を傾げながら刀身の様子を見る彼女を横目で見ていた。

 注意していなければ見過ごしてしまうなにかが、この日はそこかしこに散らばっていた。


*―――*


 夜がやってきた。
たき火の様子を見ながら、俺は今までの旅を振り返っていた。

 旅は城から始まった。
精霊から名指しを受けた俺と蘭子は、棒立ちのまま仰々しいお告げを聞いていた。
現実感が全く欠如したあの出来事を受け止められたのは、弟者がさらわれた後のことだ。


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:04:40.65 ID:jv7g3kiU0
なんだよ・・・そのタイトル・・・
紫煙

37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:05:44.78 ID:eZBH54ciO
ちょ…………
支援

38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:05:53.09 ID:afXZIO2j0
え…支援する

39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:06:39.81 ID:/48F+fIrO
前回の補完と過去編ってところなのかな 支援

40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:06:43.42 ID:Ay+brOYT0
お願いだ、お願いだ……!

支援

41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:06:52.59 ID:nRDFOyFTO
支援…

42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:06:55.18 ID:COSnz/v20

 旅の準備をしてくれたのは姉さんだった。
街をかけずり回って、上等のリーフセットと安くない剣をプレゼントしてくれた。
どちらかと言えば俺は引き止めて欲しかったんだが、家族全員、揃って俺を送り出すことで賛成していた。
なんと非情で優しいやつらだ。

 旅に出てからは毎日途方に暮れていた。
何処へ行けばいいのかすらわからない状態で、ただ歩き通しの毎日だった。
蘭子がいなければ話し相手すらいなかった。一期一会の人付き合いに慣れるまで、心の中はいつも孤独感で満ちていた。

 一番苦労したのはなんといってもモンスターの対処だ。
恐ろしいといっても野犬くらいだろうとタカをくくっていた俺は世間知らずの大馬鹿だった。
何度死にかけたかわからない。

 姉さんに貰った剣は、一番最初の戦闘で逃げるときに投げ捨ててしまったんだっけ。
それとも二度目の戦闘のとき、モンスターにかみ砕かれたんだっけか。もう忘れてしまった。

 行商人から竜紋の短剣を買えたのは運が良かった。
あの武器には何度か命を救われている。コテツに乗り換えてからも、竜紋の短剣は手放せなかった。
今も俺のベルトにホルダーが繋がれている。いざとなったときの最後の武器だ。

 酒の味を覚えたのは旅を始めてからだった。
酒場に行く用事が出来たから自然と酒を飲む機会が多くなった。
酒との付き合い方というのは、人付き合いに繋がるものだということも旅に出てから知ったものだ。

 料理を始めたのも、格闘技をやり始めたのも、歴史やモンスターの勉強を始めたのも旅に出たからだ。
人生で培った知識の大部分は、この旅のおかげで得たものである。
そう考えると、苦労続きだった旅に実りが見えてくるようで、一種の充足感を覚える。


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:08:28.61 ID:COSnz/v20

 そして俺の人生に革命をもたらしたのは、やはり彼女の存在だ。
家族以外と大して関わらずに生きてきた俺が、いつの間にか他人の為に生きるようになっていた。
下らない人生に鮮やかな色がつけられた。思い出の半分が彼女で占められていた。

 いや、違う。俺の半分は彼女だ。だから今日はとても星が綺麗で、風の無い夜なんだ。
自分でもよくわからないが……予感がした。
双子が離れていても同じことを思うような、そういう不可思議な感応を感じたのだ。
いいか悪いか、まだわからない。全てが終わるまで、わかりはしない。

 「あ、兄者、来てくれっ」

 既視感すら覚えるツンの声に応じ、テントの入り口を隠す布を手でどけた。
真っ直ぐ自分を見据えるクーの視線に、俺はどういう顔をしていいかわからなかった。


*―――*


ξ;゚听)ξ「兄者。クーちゃんが……」

 慌てふためくツンの傍で、寝たままの体勢で目を開けているクーは、薄く笑いながら口を動かした。

川 ゚ -゚)「おはよう。兄者」

( ´_ゝメ)「……おはよう」

 初めて聞くクーの声は、イメージよりは高くなかった。
だが低くもない、女性的な柔らかさを持った声だ。


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:09:25.08 ID:eZBH54ciO
!?

支援

45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:10:16.88 ID:/48F+fIrO
ええええええええええええ!!!!!?

46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:10:37.18 ID:COSnz/v20

 どうした兄者。驚いて,取り乱すべきなんじゃないか。
歓喜してクーの手を取り、つらつらと愛の言葉を吐くべきでは?

川 ゚ -゚)「悪いけど、喜ばないで欲しい。私はもう……」

( ´_ゝメ)「わかってる。おまえのことは一番わかってるつもりだ」

 自分の半身のことなんだから、わかっていて当たり前なのだ。
思えばこの日が来るのを、ずっと前から知っていたのかも知れない。

川 ゚ -゚)「ありがとう」

ξ;゚听)ξ「……兄者」

 まだ訳が分からないという顔をしているツンだが、彼女もきっと理解している。
クーがこの後、どうなるかということを。

ξ;゚听)ξ「よくわからないが、とりあえず私は、そうだな……辺りの見回りにでも行ってくる。
       二人のことは二人に任せる。それが最善策だ。そうだな?」

( ´_ゝメ)「ごめん。ありがとう」

ξ;゚听)ξ「いや、いいんだ」

川 ゚ -゚)「ツンさん」

 名前を呼ばれたツンは、虚を突かれた顔でクーを振り向いた。
きっと彼女は、さっき初めて名前を呼ばれた俺と同じ気持ちでいるだろう。


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:11:24.87 ID:eZBH54ciO
あぁ…………

48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:12:57.02 ID:/48F+fIrO
良い知らせと悪い知らせを一度に聞いた気分だ

49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:13:16.38 ID:COSnz/v20

ξ゚听)ξ「なんだ……?」

川 ゚ -゚)「短い間だったけど、楽しかったです。ありがとう」

 十数年ぶりに声を発したのだから、まだたどたどしい感じのかすれた声だった。
ツンは一歩後ろに下がり、顔を俯かせると、両手を握りしめて肩を震わせた。
それからなにも言わずに、顔も見せないようにしてテントから出ていった。
限られた時間は全て俺にくれるようだ。それにしても、騎士の癖に涙もろいやつ。

川 ゚ -゚)「今、夜? 星は見える?」

( ´_ゝメ)「ああ。綺麗だ。すぐそこに眺めのいい崖がある。連れて行こう」

川 ゚ -゚)「うん。悪いけど起こして欲しい。体が上手く動かない」

( ´_ゝメ)「お姫様だっこでもしてやろうか」

川 ゚ -゚)「馬鹿。肩を貸してくれれば歩けるよ。馬鹿」

( ´_ゝメ)「二度も言うなんて……」

 差し出された手を握ったとき、まるで体温を感じない手にぞっとした。
変色した爪に、黒く濁った手は人の熱を持っていなかった。


*―――*



50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:13:34.36 ID:cT3vMzcpO
支援

51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:14:20.85 ID:jv7g3kiU0
支援

52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:14:33.59 ID:eZBH54ciO
畜生………

支援

53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:14:38.08 ID:COSnz/v20

 崖の上に二人で座った。クーは支えがないと座っていられないようだ。
少しだけ体重を預けて、少しだけ相手を受け止めるようにして、寄り添った。

 体温は感じない。でも息を吐くのが聞こえる。
気配は感じない。でも彼女が傍にいるのがわかる。

 肩に腕を回して体を密着させた。
こうやっていると、二人で一つの生命体になれたように感じた。

( ´_ゝメ)「ずっと前にさ、星を見ようっていう約束をしたよな?」

川 ゚ -゚)「いつだっけ?」

( ´_ゝメ)「おまえの耳が聞こえなくなってきたときだよ。洞窟で野宿したときだ」

川 ゚ -゚)「思い出した」

( ´_ゝメ)「なんだ、忘れていたのか」

川 ゚ -゚)「だって、あれから何度も一緒に星を見たじゃない」

( ´_ゝメ)「今日の星は格別だ。世界で一番高い場所で、おまけに新月だからな」

川 ゚ -゚)「本当だ。綺麗だね」

( ´_ゝメ)「ああ」


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:15:49.56 ID:Ay+brOYT0
ちくしょおおおお
支援

55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:16:20.16 ID:COSnz/v20

川 ゚ -゚)「初めて一緒に星を見たときのこと、覚えてる?」

( ´_ゝメ)「もちろん。おまえの故郷の、おまえの家の屋根に上って見た空だ」

川 ゚ -゚)「最後の夜だと思ってた。もう君には会えないんだって」

( ´_ゝメ)「俺もだ」

川 ゚ -゚)「どうして私を選んだの? 他に魔法使いはたくさんいたのに」

 全員から断られたとは言えなかった。

( ´_ゝメ)「旅に出る前の俺に似てたからだ」

川 ゚ -゚)「私が?」

( ´_ゝメ)「俺はずっと、大きな幸福も不幸も無い、小さな世界に生きていた。
      傷つくのが怖くて、他人と関わらないようにして。それがおまえと被った」

川 ゚ -゚)「そう……」

( ´_ゝメ)「外の世界を見せたかった。おまえには外の世界に触れる権利があると思ったんだ」

川 ゚ -゚)「楽しかったよ。いろんなものが見られた」


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:17:51.78 ID:cu9suNPKO
涙が止まらないんだけど…
支援

57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:18:10.03 ID:eZBH54ciO
支援

58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:18:19.05 ID:jv7g3kiU0
せめて肉声で

59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:18:26.09 ID:afXZIO2j0
支援

60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:20:06.61 ID:COSnz/v20

( ´_ゝメ)「名前の無い街に寄ったことがあったな」

川 ゚ -゚)「なんだっけ。変な人たちがいた街?」

( ´_ゝメ)「そうだ。最初は楽しそうに見えたが、あそこは居心地が悪かったな」

川 ゚ -゚)「君が怒って街を飛び出したんだよね」

( ´_ゝメ)「温泉に入ったのを覚えてるか?」

川 ゚ -゚)「覚えてる。私と蘭子ちゃんを君が覗いた」

( ´_ゝメ)「あれはだな、俺とおまえの距離が縮まるように、わざと見つかるように覗いたんだよ」

川 ゚ -゚)「嘘つき」

( ´_ゝメ)「まあ嘘なんだけど」

川 ゚ -゚)「一人で山賊と闘ったときあったよね。待ってる間、眠れなかったよ」

( ´_ゝメ)「ああ……俺も、凄く怖かった」

川 ゚ -゚)「蘭子ちゃんだって、一晩中騒いでた」

( ´_ゝメ)「まあ、あいつはいつも騒がしいやつだったよ」


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:21:18.07 ID:COSnz/v20

川 ゚ -゚)「船に乗ったことあったよね。初めての海だったから覚えてる」

( ´_ゝメ)「なんで引き返したんだっけ。航路で行けばもっと楽だったのに」

川 ゚ -゚)「さあ」

( ´_ゝメ)「その後が大変だった。金が無くなって、一緒に働いたな」

川 ゚ -゚)「私は楽しかったよ。旦那さんも優しい人だったし」

( ´_ゝメ)「俺はきつかった。でも、面白いやつと酒が飲めた。あの街はそれだけで大収穫だったな」

川 ゚ -゚)「その辺から、耳が聞こえなくなってきたんだよ」

( ´_ゝメ)「そうだったのか。ごめんな。もっと早くに気がつくべきだった」

川 ゚ -゚)「本当だよ。にぶちん」

( ´_ゝメ)「流石にそこまで言われると傷つくぞ」

川 ゚ -゚)「牢屋に入れられたこともあったね。最低だったよあの街は」

( ´_ゝメ)「俺は結構楽しくやってたぞ。毎晩宴会だった」

川 ゚ -゚)「私も宴会してた。お酒いっぱい飲んだよ」


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:21:37.71 ID:jv7g3kiU0
支援

63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:21:40.38 ID:kVtr25ibO
涙目支援

64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:22:04.95 ID:COSnz/v20

( ´_ゝメ)「なにが最低だったんだ」

川 ゚ -゚)「だって……」

( ´_ゝメ)「俺と会えなかったこと?」

川 ゚ -゚)「蘭子ちゃんが可哀想だった」

( ´_ゝメ)「ああ、そうだったな。確かに最低だ」

川 ゚ -゚)「神殿に行って、女神様と会った日、なにがあったの?」

( ´_ゝメ)「女神様? ああ、精霊がいた街か。凶賊が来て街を荒らしていったんだよ」

川 ゚ -゚)「私たち、捕まえられそうになったよね」

( ´_ゝメ)「俺たちが凶賊の仲間って思われていたからだよ」

川 ゚ -゚)「ふうん。そういえばお祭りも行ったね」

( ´_ゝメ)「あの空気が汚い街か」

川 ゚ -゚)「そう」

( ´_ゝメ)「あそこにはあまりいい思い出が無いよ」

川 ゚ -゚)「私は楽しかったよ」


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:22:47.45 ID:COSnz/v20

( ´_ゝメ)「それからツンが仲間になった」

川 ゚ -゚)「最初は怖かった」

( ´_ゝメ)「どこが?」

川 ゚ -゚)「なんか、威圧感があって」

( ´_ゝメ)「年頃の女にしてはストイック過ぎるところがあるよな」

川 ゚ -゚)「目が合うだけで責められてるみたいだった」

( ´_ゝメ)「今はどうだ?」

川 ゚ -゚)「優しい人ってわかってから、怖くなくなったよ。同じウサギ好きだし」

( ´_ゝメ)「色々あったな」

川 ゚ -゚)「うん」

( ´_ゝメ)「こうやって手話を使わなくても話せるようになったときのこと、考えたことあるんだ」

川 ゚ -゚)「私も」

( ´_ゝメ)「自分が言いたかったこと、たくさんあるはずだから、全部話してやろうって」

川 ゚ -゚)「私も」


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:23:36.42 ID:COSnz/v20

( ´_ゝメ)「いざ話せるようになったら、話したいことがあまり浮かばないんだ」

川 ゚ー゚)「私も」

( ´_ゝメ)「たぶんもう、大事なことは全て伝えたからなんだろうな。
      手話じゃなくても、表情とか、そういうもので全部伝えちゃったんだ」

川 ゚ー゚)「うん」

( ´_ゝメ)「……あとどれくらい話せる?」

川 ゚ -゚)「うん……たぶん、もうあんまり時間が無いと思う」

( ´_ゝメ)「そうか。残念だ」

川 ゚ -゚)「ごめんね。赤ちゃん、産めなかった」

( ´_ゝメ)「気にするな」

川 ゚ -゚)「気にするよ」

( ´_ゝメ)「じゃあ気にしろ。俺も一生、おまえと俺たちの子供のことを覚えていくから」

川 ゚ー゚)「ありがとう……」


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:23:45.29 ID:afXZIO2j0


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:24:02.27 ID:cT3vMzcpO
うわああああああああああ

69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:24:44.15 ID:COSnz/v20

 クーの体が大きくこちらに傾いた。肩に回していない方の手で体を受け止める。
胸の中で両腕で支える体勢になった。子供をあやす母親の気分だ。
顔に当たるクーの髪がむずがゆかった。

川 ゚ -゚)「君ともっといたかった」

( ´_ゝメ)「クー?」

川 ゚ -゚)「君としたいこと、いっぱいあった」

( ´_ゝメ)「ああ。俺もだ。ずっと旅がしたかった」

川  - )「怖いよ……兄者。凄く怖い」

( ´_ゝメ)「大丈夫。大丈夫だ……きっと大丈夫」

川  - )「消えちゃうよ……私消えちゃうよ……」

( ´_ゝメ)「消えないよ。俺の中に、おまえは一生残る」

川  - )「兄者。声を聞かせて欲しい……」

( ´_ゝメ)「……ああ」

川  - )「兄者……好き」

( ´_ゝメ)「ああ……」


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:24:56.83 ID:cu9suNPKO
支援…

71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:25:37.97 ID:kVtr25ibO
泣きそう支援……

72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:26:05.02 ID:COSnz/v20

川  - )「好き。死ぬほど好き。大好き。おばあちゃんより、お母さんよりお父さんより好き」

( ´_ゝメ)「クー……」

川  - )「旅に、出た頃のこと、聞かせて、欲しい。なんでも、いいから……」

( ´_ゝメ)「……そうだな。勇者になって、旅に出たんだけど、最初は何処に行ったらいいかわからなくてさ」

川  - )「うん」

( ´_ゝメ)「蘭子に任せて旅をしてたんだ。蘭子が行きたそうな方向に向かって、ひたすら歩いていった」

川  - )「……」

( ´_ゝメ)「モンスターが出たらとにかく逃げ回っていた。闘う術が無いからな」

川  - )「弱かったんだね」

( ´_ゝメ)「今でも弱い。とにかく最初は全てが初めてだったから何するにしても苦労したよ。
      例えば野宿するときとか、虫除けの方法を知らなかったから、寝ている間に全身を虫に噛まれたことがあった」

川  - )「そう……」

( ´_ゝメ)「そこそこいい宿屋に泊まっていたが、どう考えても金が足りないことに気がついて、安宿を選ぶようになった。
      一度あまりにも汚い宿屋に泊まって、食中毒で死にかけたことがあった。蘭子は平気だったけど」

川  - )


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:27:17.30 ID:afXZIO2j0
ああ…

74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:27:27.03 ID:COSnz/v20

( ´_ゝメ)「蘭子はいいやつだったな。最高の相棒だった」

( ´_ゝメ)「崖から落ちて動けないときがあってな、そのとき蘭子が人を呼んできてくれたんだ」

( ´_ゝメ)「あいつは命の恩人だよ」

( ´_ゝメ)「でもモンスターと闘っているとき、あいつ、俺の横でのんきにおしっこしてるんだ」

( ´_ゝメ)「俺が落ち込んでたりしても、騒ぎ立てたりして。とにかく落ち着きのない女だったよ」

( ´_ゝメ)「それから……」

(  _ゝメ)「そうそう、カジノに行った話はしてないな」

(  _ゝメ)「もうすぐで億万長者になれるところだったんだ」

(  _ゝメ)「でも貧乏神が憑いてるらしくて、最後の最後で負けちまった」

(  _ゝメ)「まあ、俺らしいっちゃ俺らしい」

(  _ゝメ)「それから……それから……おまえに出会った」

(  _ゝメ)「最初は変なやつとしか思ってなかった。まさか、ここまで一緒に来るとはな」

(  _ゝメ)「でもな、俺は……クー……俺は……」

( ;_ゝメ)「こんな世界なんかより、おまえのことを救いたかったんだぁ……」


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:27:27.34 ID:vIHx7HX+0
あぁぁ…。

76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:27:33.09 ID:/48F+fIrO
笑う所じゃないのに・・・・食中毒って・・・・・

77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:29:41.16 ID:afXZIO2j0
泣かすなよ…

78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:29:48.31 ID:jv7g3kiU0
支援

79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:30:08.84 ID:cu9suNPKO
泣く…支援

80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:30:14.63 ID:Ay+brOYT0
涙が止まらん…

81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:31:21.84 ID:COSnz/v20

川  ー )

 流れ星が落ちていった。一つ、二つ、三つ四つ五つ六つ。
星が流れていった跡に、鮮やかな光の尾が残った。

 星が降る夜というのが、本当にあるとは思わなかった。

 クー。億万の星じゃないけど、星を降らせることは出来たよ。
世界はこんなに綺麗だよ。クー。

 愛してる。


*―――*


 クーの体に土を被せるのは随分とためらった。
ひとしきり泣いたはずなのに、手が震えてうまく土が乗らなかった。

 土を被せ終わると、体から力が抜けてしまい、その場に崩れ落ちた。
魂が抜けてしまったような脱力感だ。今まで溜まっていた疲労が纏めて体に押し寄せてきていた。
盛り上がった土の前から、しばらく動けずに座っていた。

 夜はまだ明けていない。

 「兄者」


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:32:27.59 ID:jv7g3kiU0
これは、悲しいけど二人のひとつのハッピーエンドか

83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:32:35.22 ID:kVtr25ibO
頬が冷たい……
支援

84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:32:44.37 ID:cT3vMzcpO
クー…

85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:34:19.18 ID:COSnz/v20

 ツンの声だ。
後ろを振り返るのも億劫だったので、前を向いたまま片手だけ挙げて応えた。

ξ゚听)ξ「隣、いいか?」

( ´_ゝメ)「ああ」

 二人で並んで座ると奇妙な感じがした。さっきまでクーがいた場所に、ツンがいる。
ああ、彼女はもういないんだなと俺に教えてくれるようだ。

ξ゚听)ξ「大丈夫か?」

( ´_ゝメ)「……いや、全然」

ξ゚听)ξ「そうか」

 クーのことを直接訊いてこないツンを有り難く思った。
だって、どう伝えても俺は泣いてしまう気がするんだ。『死んだよ』なんて、口に出せる訳が無い。

ξ゚听)ξ「私は、おまえたちのことが羨ましい」

( ´_ゝメ)「え?」

ξ゚听)ξ「大好きな人と最後まで居られたんだ。だからとても、羨ましい」

 ブーンのことを言っているのだろうか。
そうだ、彼女だって辛い別れを経験しているんだった。


86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:36:32.01 ID:COSnz/v20

ξ゚听)ξ「兄者、今どうしたい気分だ?」

 格好付けて大人ぶってる場合か?

 駄目だ。もう駄目だ。ツンの前で涙は見せないって思っていたのに。
景色が、ツンごと歪んでいく。さっきあんなに泣いたじゃないか。
内臓ごとはき出すみたいに泣いたばかりじゃないか。

(  _ゝメ)「……そうだな。
      ああ……そこら辺にある木を手当たり次第壊して……めちゃくちゃに剣を振って……。
      それから大声で喚きたい。ああとか……おおとか……意味の無い言葉を。
      走り回ったり跳んだりもする……地面を殴ったり、蹴ったりもするかもしれない……」

ξ゚听)ξ「わかった……全部見てておいてやる。きっとそれが終わったら、夜も明けている」


 クー。











 さようなら。

87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:36:32.20 ID:cu9suNPKO
心が痛いぜ…支援

88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:37:21.39 ID:COSnz/v20


#生きた彗星の物語


終わり



89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:37:28.80 ID:L6aHN+93O
今きた支援

90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:37:53.91 ID:kVtr25ibO
……支援

91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:38:05.36 ID:afXZIO2j0
…乙

92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:38:25.43 ID:cT3vMzcpO
乙!!
登場人物の死亡率高いな

93 : ◆UhBgk6GRAs :2009/08/01(土) 02:38:43.70 ID:COSnz/v20
今日の投下は終わりです。お疲れ様でした。
次回から新章です。

94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:38:48.82 ID:mbrCplWrO
よむほ

95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:38:59.85 ID:eKsxQf9DO


96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:39:00.54 ID:7rybVPPwO
おつ

兄者...

97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:39:03.21 ID:jv7g3kiU0
落涙

98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:39:23.55 ID:vnHr3taYO
はぁ……乙

99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:39:34.24 ID:kVtr25ibO
乙……

100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:40:00.76 ID:/48F+fIrO
乙・・・・

>>92
ツンに変なフラグ立つからそんな事を言うのやめてええええええええ

101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:40:05.92 ID:4eMTXJWDO


102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:41:04.03 ID:eZBH54ciO

次いつ位かな?

103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:41:07.21 ID:cu9suNPKO
乙!
涙で画面が見にくいんだぜ…

104 : ◆UhBgk6GRAs :2009/08/01(土) 02:43:02.04 ID:COSnz/v20
>>102
ちょっとわかんないです…

105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:43:25.86 ID:jv7g3kiU0
読み始めたとき、なにかしっかりした感じがするとは思った。
ただ弱い兄者が逃げてただけなのに。
だからいまも期待している。
次をただ待つ。

106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:44:49.64 ID:eZBH54ciO
そっか………

楽しみにしてる。
改めて乙

おやすみなさい消灯の時間ですよ………

107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:45:39.97 ID:mro3E3N90

人体実験はどした?

108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:45:53.91 ID:MazSsqm10
乙でした
今更だけど最初の方でペニサスが言ってたクーが使った魔法ってなんだったんだろう

109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:46:24.92 ID:/48F+fIrO
そういえば何故に結局クーは喋れるようになったり耳が聞こえるようになったんだ?
どこか見逃したのかね

110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:49:43.75 ID:jv7g3kiU0
>>109
バカなことを・・・
ずっとずっと、喋りたかったからに決まってんだろう
兄者と喋りたかったからに決まってんだろう
人が生きてんだ。そのくらいの奇跡、なんだ。人だぞ。生だぞ。

111 : ◆UhBgk6GRAs :2009/08/01(土) 02:49:54.94 ID:COSnz/v20
>>107
ちょっとわかんないです…すいません
夏が終わるまでにはなんとかしたいと考えてますけどわかりません

>>108
>>109
説明は出来ますけど、出来れば答えは考えて出して欲しいです
見逃してはいないと思います

112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:53:12.97 ID:mro3E3N90
>>111
そうか頑張ってくれ
あっちも楽しみにしてるから

113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 02:53:33.96 ID:/48F+fIrO
>>110
消える前の最後の灯とか、その辺か
また野暮な事を聞いてしまったな

>>111
ごめんなさいごめんなさいごめんなs

114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 03:01:16.34 ID:mbrCplWrO
乙です。
新章がんばってください。

115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 03:15:38.55 ID:L6aHN+93O
パラドックスってタイトルからして、やっぱり弟者が魔王なん?

116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 03:25:24.04 ID:MgvNXPhNO
>>115

はい、そうです

とか言うわけないだろ

117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 03:43:49.31 ID:L6aHN+93O
ですよねー

118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 05:14:07.69 ID:v6QdmnQAO
クーと兄者はまちがいなく幸せだ
蘭子によろしくクー…

119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 05:24:16.62 ID:nmut2I3W0
乙でした……

120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 05:24:44.13 ID:rL7wAYKzO
ドックスだけに蘭子とその愉快な仲間たちが魔王なんてなw


121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 06:01:17.87 ID:QQhTimy40
ああもうだめだ
本当に乙

122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 06:18:22.68 ID:VV2edEcKO
たかが小説にこれだけ感情移入したことは過去無かった

123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 08:03:37.44 ID:LDjBeeBoO

よむほ

124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 08:35:11.15 ID:JRFvlKxSO
あああああ来てたああああ!!!!

読む!

125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 08:49:44.63 ID:G7R2ZugKO
乙です

126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 08:50:22.21 ID:orT6aJ2G0
乙!

127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 09:07:16.16 ID:JRFvlKxSO
なん…だと…


ここまで泣きそうになったのは久しぶりだ

作者ありがとう

めっちゃ悲しいわ

128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 09:11:39.42 ID:dEy7Gy/fO
全身の魔力使い尽して呪いが消える=クーは死ぬってことなんだよな
せつねぇよ乙orz

129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 09:15:02.23 ID:tq5tbLriO
畜生、ようやく納得できたぜ

クーは、死んだんだ……。

130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 09:19:00.94 ID:VwoWSFms0


131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 09:19:58.72 ID:hnVFUDIb0
クーの魔法って魔力を全て使ってのろいを解くって事?

132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 09:25:36.69 ID:1fLyCmyT0
>>128
そういうことか。

133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 10:30:05.29 ID:SJ8tn8mHO
クーが喋ったり動けたりは魔法を使ったんだろ
最後の灯火とか願ってたからとか文盲かよ



分かってやれよ・・・・クソがっ

134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 10:43:01.82 ID:7jL+DCfjO
あー…
その辺はそれぞれが思う形でいいじゃない

クーは幸せだった
でももっと幸せになってほしかった
俺はそれだけ言えれば十分だな
乙でした

135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/01(土) 11:10:48.05 ID:tq5tbLriO
>>133
お前も文盲だ……くそがっ……

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